おそらく全国の塾で「進級判定」が行われているところはほぼないだろう。
「もう一度中1を」
と言われる塾なんてないはずだ。
しかし
松江塾は堂々とこの仕組みを作り、採用している。
理由は明確だ。
在籍する生徒達の中で、成績最下位の者でもMARCH関関同立へ現役で進学させたいから、だ。
そのために必要なことも確定している。
それは
英数国における基礎基本の圧倒的な定着
である。
在籍している人達ならもう当然理解できるだろう。
今の授業レベル
毎日の課題量
それが、最低でもMARCH関関同立に進学するための最低ラインの勉強量を細分化したものだということを。
勘違いしてほしくないのは
MARCH関関同立に進学するために必要な量
ではない。

である。
この進級判定制度が始まったのは今の中2からだ。
そしてこれが昨日の中2授業の一コマ。

国語と社会の間に行った、英語のスラ訳精読「みんなでスラ訳」だ。
少なくとも公立高校入試レベルは超えている。
関係代名詞も普通に出てくる。
those who
なんていう形も普通に。
しかし中2達はこれを「普通の文」として訳していく。
学校ではまだ受動態には入っておらず、比較の途中あたりだろうか。もちろん、中3単元の関係代名詞は当然未学習だ。
しかし今の中2はそれらを全て中1の時に学び終え、もう高校文法すら終え、今このレベルの文をコツコツとスラ訳しているのだ。
因みにこの文は、進級判定の無かった今の中3と同じものだ。
そしてさらにいうなら、今の中2は進級判定が年度の途中でできた学年だ。
だが、今の中1は?
今の中1達は中1のスタート時から年度末に英語と数学において進級判定テストがあると言われて学んできた子達だ。
だからだろう
中3や中2と比べ、「ついていけない」という理由での退塾者が極めて少ないのだ。
だから本科文単合わせて240名程度でスタートし、今まだ230人弱が頑張っているのである。
この子達が5年後、「最下位の者でもMARCH関関同立」の初年度生となるか。
おそらくだが、全国にある最難関高校でも
最下位の者でも現役MARCH関関同立進学、というところは極めて少ないのではないだろうか。
松江塾はそこに向けて突き進むのである。