大学受験
特に国立理系や医学部においてはそれが定説や常識にまでなっている
それはおそらく事実、真実なのだろう。
高校受験組がしがみつくのは、その中でも例外的な能力を発揮して合格を掴み取る者達の存在だけ。
自分たちもそれは「例外」だと分かっていて、自分事として捉えている人はあまり多くないのが現状だと思う。
しかし、高校受験の現場にいて
さらに最近、一貫校の子達と多く接するようになって見えてきたことがある。
それは
生徒達の能力やポテンシャルに実はそんな大きな差はない
ということである。
ただ、おそらく結果に差が出てしまうのは
いつから本気になるのか
どれだけの期間本気で続けられるのか
この2点だけだと思う。
イメージとして書いてみる。
中高一貫の子達は、
中1
中2
中3
高1
高2
高3
こんなイメージ。
中学受験を終えて、おそらく大半の子達がその燃焼度を下げる。
もちろん例外はいるだろうが。
そして普通の中学生として、楽しく充実した生活を送る。
そして転機が来るとすれば中3だ。
学習内容が一気に高校領域に入っていき、「これはやばいぞ」とかつて中学受験の時に体験した「勉強内容の圧」の本気度を感じる。
この辺りから、授業で話されることの中に「大学受験」というワードが増える。
そりゃそうだ。
高校学習内容なんだから。
そして高2に一気にテンションが上がる。
というのも、科目によっては「これで大学受験範囲は終了」というものが出てくるからだ。
つまりテーブルの上に食材が全部のった状態になる。
もう一気に大学受験が「リアル」になる。
かつての2月の勝者達が、ここでその姿を再現させる。
これが一貫校で大学受験を成功させる子達の姿。
この流れに乗れなかったり、タイミングが遅いと「あの学校なのに浪人」ということになる。
こういう子達ももちろん多い。
さて一方で公立受験組はどうか。
松江塾の子達は例外なので、あえて一般的な中学生で考える。
中1
中2
中3
高1
高2
高3
こんなイメージだろうか。
まず大学受験というものから考えると、中1と中2は「ほぼ無」に近い。
公立の定期テストのみに意識を向ける2年間だから。
繰り返すが、松江塾の子達は全く違う次元で進む笑
そして高校受験でかろうじて「波に乗る」という経験をする。
しかしこれはあくまでも飽和した高校受験産業が作り出した波ではあるが。
そして受験を終えて、また安穏とした学校生活に戻る。
その後の流れは個人差が多い状態ではあるが一貫組と同じように徐々に燃焼度を増していくことになるのだが
もうお分かりだろう。
一貫組と高校受験組
決定的に違いが出てしまうのは
高1
である。
あえて文字の大きさは同じにしたが、その「濃さ」が違う。
これは意識の差である。
僕は松江塾のこれからを通して、この「高1の意識の濃さ」を変えていきたいのだ。
まあ、授業時間が近づいてきたのでこの記事はここまでにするが
今後これについての記事がポツポツと増えていくことだけは間違いない。