先日の塾フェスで経営者向けに話したことの続き?補足?
である。
今、塾産業は斜陽化の真っ只中にいる。
少子化は嘘みたいなスピードで進んでいるし
転職も当たり前の世の中だ。
新卒でこそ重宝される学歴も、転職の時にはクソの役にも立たない時代である。
そして海外と所得差。
日本の中でやれ年収がー
とか言っても、海外で手に職つけた方がよほどに給料が良いと言う時代。
ふむー
そんな「教育って、そこまで価値あるのか?」と思われてしまいそうな空気感が強くなってきている中で
塾業界
にいる僕らはどうすればいいのか。
もちろん、仕事として、生きていく糧を得るための手段として考えることもできるが、僕はこの業界に30年いて
それ以上の喜びをたくさん得てきたんだ。
頑張る子達を間近で見る幸せ
成長
試行錯誤
本気
直にそういうものに触れられる幸せを、だ。
だから、少しでもこの業界を本当の意味で輝かせて行きたい。
塾業界が、「真の教育」というものの一端でも担えれば良いと本気で考えてるんだ。
んで、今の時点で行き着いているのが
コンテンツ大事
ってところなんだよね。
集団とか個別とか
◯◯式指導法とか
そういう枠組みの部分じゃなくて、僕らの手のひらの上に乗ったものを大切に生徒の手のひらに届ける。
その手のひらに載せられるもの
それがここで言う「コンテンツ」である。
その多くは僕らの言葉に乗って生徒達に伝わる。
そこに「単元の説明」とか「問題の解説」とか
そういう意識ではなく
もっと何にでも使える汎用性の高い概念のもの
それをしっかりと言語化して、「うちの塾には」「僕の指導には」こういうものがありますよ!
と言えるかどうか。
納豆英文法
美味しくいただく国語
三語短文
具体的にはこういうものたち。
商品棚に陳列されていて
「ん?これ何?」
と手に取ることができて、
「へぇ…」
としばらく吟味できる形になっているもの
分かる?
「寄り添う指導」
「分かりやすい講義」
「反復と確認システム」
そういうものは、もうこれまでの塾業界の中で使い古されてしまってるよね。
それはあくまでも指導形態やシステムの話。
「んで、その中でうちの子の口の中に何を入れてくれるんだい?栄養あるのかい?安全なのかい?」
と、吟味できる栄養素、味、効果
それが視覚化、言語化されてお互いに言い、聞きあえるものになっているかどうか。
これからの塾にとって、とても大事なことだと思うんだが
どうだろうか。