昨日の小2授業
2桁の繰り上がり、繰り下がりの足し算引き算を使う文章問題だ。
対面、オンライン共にだいぶ「目」で聞くことができる子が増えた。
それでもまだ何人かは頻繁に目を拾いながら授業を進める。
画像にある通り、文章題の解説をしていると
学力の礎
というものは、本当に幼少期のうちに決まるんだと痛感させられる。
目で見えたものに言葉による情報が乗り
それが伝わり、理解する。
いずれその「目に見えたもの」がそれぞれの脳内の想像に置き換わり
そこで思考をする。
「犬が3匹いました」
と文字を見ただけで、頭の中に
🐕🐕🐕
という映像が浮かぶ。
この力がない子は、目の前にある記号の羅列
つまり
◉□△×○♢
を眺めているだけになる。
極端な話かもしれないが、低学年の子達を教えるようになって感じる「一番の差」はここにあると思う。
今日、子供が帰ってきたら
「ちょっと今手が離せないから玄関にタオルが置いてあるから、青いタオル2枚とピンクのタオル1枚持ってきてくれる?」
と言ってみてほしい。
もちろん、事前に他の色のタオルも混ぜて置いておくんだよ。
玄関に向かう前に「色と枚数覚えてる?」と聞いてみてね。
その段階でしっかりと答えられて、さらにちゃんと指示通り持って来れれば大丈夫。
玄関から「何色だっけ?」と聞いてきたら、多分まだ「その力」は弱いかも。
言葉による情報を脳内に映像として想像できる力
おそらく家庭で最も鍛えられる力だと思うんだ。