頭が良い子
そうでもない子
その違いは何か
文字通り「頭」、つまり「脳」が良いってことよね。
子供の「脳」を鍛えれば、それはつまり「頭が良い」って状態になるわけで。
じゃあ、その「脳」って
どうすれば鍛えられるのか。
脳トレ?
まあ、そういうことなんだけどもさ。
人間って、どれくらいの情報を脳みそに入れていて、その経路ってどこなの?
って知ってる?
ちょっと調べれば出てくるけど、人間って脳内に入ってくる情報の「80%」は
視覚
からなんだってさ。
ざっくりとした割合を並べると
視覚 83%
聴覚 11%
嗅覚 3.5%
触覚 1.5%
味覚 1.0%
こんな感じだと。
つまり、あなたの子供の脳みそには「目で見たもの」が圧倒的に情報として入っていくわけよね。
だからテレビを見ている子に
「手を洗ってね」
って言っても、目で見ているテレビの情報が80%くらい脳内に届いているのに対し、
あなたの「手を洗ってね」はわずは10%しか届いていないんだ。
ちっとも言うことを聞かないで
「ねえ、聞いてる?」
「うん聞いてる聞いてる」
って言っててもテレビを見ているのならそっちの映像情報が約8倍も頭に入ってるわけよね。
こう考えたとき、子供が親の言うことを聞かないって悩んでいる人たち
「それ、当たり前よね?」
ということに思い当たる節があるのでは?
つまりさ
子供に向けて指示をしても、あなた自身が子供の「視覚情報」になっていなければ
子供の脳内に情報として入ってないか、他の視覚情報の8分の1程度しか入っていないわけ。
その時にテレビドラマを見ていたり、YouTubeを見ていたりしたら
それはもう、何も届いていないも同然だよね。
「どこ見てんのよ!!!」
ってテレビやタブレット、スマホを消し、親を「視覚情報」としてとらえさせてから
喋ってる口
伝えたいという気持ちが伝わる目や表情
そういうものを「視覚情報」にしてからでないと。
そうやって子供の「視覚情報」にあなたが入れば
あなたの口から出る言葉全てが子供の脳みそに届くんだ。
家でちっとも勉強しないのに、妙に頭の良い子がいたとしたら
それはそういうメカニズムなんだと思うよ。