小説の読解について朝からずっと考えている。
同じ文を前にして、なぜこうも読み込みや推測に違いが出るのか。
「薄暗どきの淡い空を背に私は歩き、そして微笑んだ」
なんていう文を読んだ時、
「歩いて、笑った」
という人物の様子だけを脳内で映像化し、この文を通過してしまう子がいる一方で
夕方
きっと綺麗な光景
それまで何かをしていた?
誰かと会ってた?
何か良いことがあった?
これから楽しみなことが起きそう?
そんなことを同時多発的にイメージしながら読む子がいる。
これまで、どれだけのものを見て、経験し、想像してきたか。
その人生経験の差であろうか。
だとすれば、その差を埋めるのは至難の業だ。
しかし
それを埋める道はある。
それについて考えていたら2時間経ってしまった。
頭が沸騰している。