昨日から始まった1学期中間爆裂
最初にA館、つまり中1専用教室で話をし、その後、B館の中2、C館の中3へと移動。
何を話したかは松江っ子達だけの秘密。
そしてまたA館に戻り、中1達の自学を確認。
中2の自学レベルが5
中3の自学レベルが7
とすれば、昨日の時点での中1は、まだまだ「2」くらいだろう。
何をどう勉強すれば良いのか
何も伝えてないし、伝えるつもりもない。
何度も書いているが、勉強のやり方なんて千差万別
そもそも中1は「勉強歴7年目」の子達だからね?
教科書もらって、学校で授業受けて、さらに塾でも授業を受けて
さらにさらに小テストや単元テストなんかも受けて
それで試験範囲が提示されて
そこからさらに
「テスト勉強のやり方教えますね」
って…
子供から能動力と試行錯誤力を奪い取るなよ笑
繰り返すけど、大まかなやり方や内容はすでに知ってる状態だよ?
そしたらさ
「まず自分でやってごらん。見ててあげるから」
どう考えても、これが正しくないか?
「でも、それだと何もできないから教えてもらわないと…」
って…
そういう思考パターンだから何もできない今の状態になったんじゃないの?
何もさ、生まれたての赤ちゃんを崖から突き落として、這い上がってきた子だけを育てろ
なんて言ってないよ?
崖を前にした子に、
「まず、ここに右手の人差し指と中指をかけて、左足をそこに。そして右足で地面を蹴るのと同時に左手であの出っ張りを掴んで。」
そう伝えることはせずに、
「まず、好きに登ってごらん。命綱はしっかり持ってるから大丈夫だから。」
って伝えた方が、子供自身も楽しいし、登る力や技術は上達しやすいって話ね。
だってさ、上に書いたように登る手順を説明したら、絶対に
「右足はどこに置けばいいですか?」
って子供は聞きたくなるよね?
さらに「次はどうすればいいですか?」
って聞いてくるに決まってるよね?
それで頂上まで登ったとして、それで終わりなら良いよ。
その後、崖に登ることは一生ないのならね。
でも
崖は数ヶ月おきにやってきて、毎回斜度も高さも違うんだ。
さらにさらに、「高校受験」って書いてある崖は、これまでの数年間登ってきた崖を全てごちゃ混ぜにして繋げた高さと難易度。
それでも何とか登ったとして
「じゃ、あとは自分で登ってねー」
って、今度は頂上も見えない崖の前に立つ子に手を振ってさよなら。
その子は言うんだよ。
「先生、まず右手はどこに置けばいいですか?」
って。
これが、懇切丁寧、面倒見主義の教育の末路。
15年くらい前までの松江塾の姿ね。
これじゃほんとにいかんのよ。
でも、その経験ですら今考えれば
「塾運営、まずやってみる」
ということだったのかもしれないけどね。
そこからの試行錯誤で松江塾は今のスタイルに行き着き、
各トップ校のトップ層を輩出するようになったわけだから。
生徒達にとってのテスト勉強も同じってことよね。