親の願いはそこに尽きるのかな。
自分の足で立ち
自分で前を見据え
自分で決意し
自分で踏み出す
自ら壁に挑み
自ら乗り越え
負けても試行錯誤し
自ら突破する
そんな子供の姿を
少し離れた後ろから
心配し、ハラハラしながらも見つめ
そして喜び
我が子の成長の逞しさに感動したい。
多くの親の願いはそこだろう。
大事なことは2つ。
今上に書いた理想
そこに答えはあった。
①手を出さないこと
②でも目を離さないこと
親が手を出すと
その分だけ子供が「自分で」考えたりやったりする機会が減る。
親が目を離すと
子供はズルをするし、楽な方に逃げる。
それはズルい子でもないし、悪い子でもない。
子供は、いや、人はそういうものなのだ。
そして最後に
見てはいるが、手を出さないと
親にできることは
「口を出すこと」
だけになる。
その時に注意して欲しいことが
相手は成長途上の子供であるということを忘れないこと
である。
親はどうしても期待や理想を抱き、
それと現状との「差」が見えてしまう。
それを埋め、我が子をもっと引き上げたいがために
足りないこと
もっと頑張るべきこと
これを口にしがちである。
これを全く言うな、ということではない。
言い方に気をつけよ、ということである。
もしあなたが旦那さんに美味しいと評判のレストランの味と比較され
「もっと美味しく作れないの?」
と毎日言われ続けたらどう感じるか。
凹み、イラつきはしても
よし!頑張ろう!
とは思わないのではないか。
部屋の掃除を90%やり続けていても、毎日残りの10%について
「なんでそこの埃に気づかなかった?」
と言われ続けたら…
毎日ありがとね!
この前も美味しいと思ったけど、この前よりもなんかすごく美味しい!何を変えたの?
毎日掃除するの大変だよね?ありがたいよなー!凄いよなー!
そう言われて初めて「よし!明日はもっと!」と思えるんじゃない?
目標や理想との差はしっかり感じて欲しいんだけど
何か言葉を発する時には
しっかり考えて欲しいんだよね。
「親の言葉」の効力は
僕ら塾の先生の言葉とは比較にならないくらい威力が強いから。