先日、ある生徒と面談を行った。
ペナテストの結果も悪くなり、謎の欠席も増えていた生徒だ。
通塾歴も長く、根はめちゃくちゃいい奴だ。
僕としては今後も一緒に頑張っていきたい!と
心の底から思っていた。
でも、松江塾を動かしていく身として
苦渋の決断をしなくてはならない時もある。
呼び出し、話をした。
最近のその感じの原因は何なのか。
なぜそうなのか
なるほど
そういうことか
話はそんなに長くする必要もない。
結局は二択。
「頑張りたいのか、辞めたいのか」
「別に俺は怒ってるわけじゃない。失望もしていない。これまで一緒に頑張ってきたんだから、お前の決断を全力で応援する。辞めるという判断を今ここでするなら、お母さんを説得して辞める方向に持っていくから。1分あげるから、よく考えて。この決断は大きいよ。」
そして無言のまま1分経過。
「で、どうする?」
「頑張らせて下さい」
そんなことがあったから、この生徒は遅刻も欠席もない。
授業中の表情も明るくなった。
中学生を指導していると、何年か経って振り返り
「あの瞬間」
と思えるような時がある。
子供はある日ある瞬間、突然変わる時がある。
良くも悪くも。
その瞬間を
そのタイミングを
見逃さないように、今日も僕は
「ジロリ」
と生徒たちを見つめながら授業をする。