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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【生徒の気持ちになる】なぜ入塾時期を限定したか

 

昨日、大きな決断をした。

 

松江塾は3月スタート時にしか入塾できず、そこを逃したら一年待つか他の塾に行く

 

 

もう決めてしまったことなので変えることは絶対にないのだが

 

なぜその決断をしたか

 

その決断のための思考はいつから始まったのか。

 

 

多分、僕の中では「その瞬間」は明確にあった。

 

 

ある一回の授業

 

ある生徒(もう退塾した)

 

記憶にしっかりと残っている。

 

 

 

大人もそうだが、新しい環境に入るということはストレスだ。

 

誰だって緊張するだろう。

 

 

その「自分にとって」新しい環境が、そこにいる他の子達にとっては「新しくない」ものであったらどう感じるか。

 

 

子供は敏感だ。

 

新しい環境に入る、という緊張感の中では特に。

 

 

 

例えば松江塾の授業

 

 

新年度の初日の次の日の授業がその子にとって「松江塾デビュー」だとしよう。

 

僕が授業を始める。

 

 

「やるよー」

 

 

そう言って教室の前に立つ

 

オンラインの子であれば画面の真ん中に僕が出てくる。

 

 

そして僕は教室を見回し、また画面に並んだオンラインの子達を見渡し

 

 

こんなことを言うんだ。

 

 

「あれ?髪切った?昨日はもっと長がったじゃん」

 

「あ、はい🎵」

 

「それさ、その前髪の微妙な長さで嬉しくもなるし、悲しくもなるんでしょ?この思春期乙女!!」

 

「いやー笑」

 

 

なんてやり取り。

 

 

 

「あ、もう昨日という時間がみんなにはあって、自分にはないんだ。自分は新参者、なんだ…」

 

 

たった1日

 

たった数日

 

 

これは絶対にその子の中に「何か」を使ってしまう。

 

 

 

具体的には

 

 

 

心の壁

 

 

 

である。

 

 

 

この壁はそして、かなりの高確率でその後も残り続けるんだ、

 

 

 

結果、何が起きるか

 

 

 

大事なことが伝わらない

 

 

 

んだよね。

 

 

 

あの日、あの時のあの授業のあの子

 

 

今でも覚えている。

 

 

どうしても「これだけは分かってね」

 

 

という部分が甘かった。

 

 

伝わり切らなかった。

 

 

 

たった数日前、みんなで「初日」を迎えた子は躓かなかったことに

 

 

その子は見事に躓いたんだ。

 

 

 

「自分は数日後に入り、それは学んでない」

 

 

その思いが残り続けてしまったんだろう。

 

 

そんなことがないように何度も最初から説明を繰り返し、積み重ねたが

 

 

それでもダメだったんだ。

 

 

 

 

「たった数日」

 

 

 

いや

 

 

 

「たった1日」

 

 

 

生まれるのがたった1日違うだけで、学年が違う

 

 

つまり

 

早生まれ、遅生まれ

 

 

あの感覚に近いか。

 

 

 

だからこその今回の決断だ。

 

 

 

経営的にこれこそ致命的な悪手であることは百も承知している。

 

 

追いつきコースさえあればどのタイミングでも生徒を受け入れることはできるわけで。

 

 

普通の塾なら「大丈夫ですよ、他の生徒に追いつけるように2回フォロワーの授業入れるんで!」とか言うやつだ。

 

 

2回で追いつけるかってーの笑

 

 

でも、この業界ではそれで「追いつける」ことになってるらしい笑

 

 

 

そんなことはな絶対にないのにね、

 

 

 

 

いいんだ

 

 

 

経営的に悪手だろうがたんだろうが

 

 

 

生徒の気持ち

 

生徒の学力向上

 

 

 

そこに目を向けたら、今回の決断に悔いはない。