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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

本当に出来る子は視界から消える

塾の先生をやって25年

 

ずーっと集団授業をやり続けてるから

 

毎日毎日30人くらいの子達の前で話してるわけね。

 

先生っていう立場で前に立って話してるとね

 

「先生にしか見えない景色」

 

というものがあるんだよね。

 

「人前で話す」

 

これって結構ハードル高いよね?

 

おそらく、これを読んでいるほとんどの人が

 

「これから30人の前で話してください」

 

って言われたら「無理!」ってなるでしょ。

 

原稿があるならまだしも、

 

「何を話してもいいです」

 

なんて言われたら?

 

キツいでしょ?

 

そんな「人前で話す」ことを何十年もやってると

 

緊張もプレッシャーも何も感じなくなる。

 

なんなら、いきなりかかってきた知り合いからの電話に出る方が緊張する笑

 

さて、話を戻そう。

 

「先生にしか見えない景色」

 

生徒の前で話すってことは

 

当然授業をやってるわけで

 

「こっちを見て聞いてる子」

 

「こっちを見て聞いてない子」

 

「こっちを見ないで聞いてる子」

 

「こっちを見ないで聞いてない子」

 

この4種類の分類を意識しながら話をする。

 

と言っても、あくまでもこれは僕の場合ね。

 

で、この4種類の子達を成績順に並べると

 

見て聞いてる子

 

見ないで聞いてる子

 

見て聞いてない子

 

見ないで聞いてない子

 

となる。当たり前ね。

 

すると、僕の視線のターゲットは

 

まずは「見ないで聞いてない子」になる。

 

この子たちは直接名前を呼んじゃう。

 

「ねえ、脳みそ止めないでくれる?」

 

「それ、幽体離脱じゃん。すげーな、特技じゃん」

 

なんでもいいからこっちを見させる。

 

そしたら

 

今度は僕の話が脳みそに「理解できてる状態」で届いているかを

 

こっちを見てるけど聞いてない子たちの目の中の「黒目」を見ながら話をする。

 

きっちり焦点が合って、言葉に込めた魂が眼球から神経を通って脳みそに届くまで見届けながら。

 

ちらっとも意識を僕から離さないように

 

マグロの一本釣りみたいな感覚?

 

指先の感覚を頼りに、釣り糸が切れないように切れないように

 

時には緩め、ときには力強く!

 

そんな感覚ね。

 

 

するとどうだろう。

 

あっという間に時間は経つ。

 

さて、ここまでで題名の意図が伝わったよね。

 

話を聞いてる子は勉強ができる。

 

しかし

 

その「出来る子達」をしっかり見ることは

 

実際にはない。

 

もちろん、焦点は合わせてないけど目のはじの方にこっちを見ている姿は確認するけどね。

 

授業内容なんて、ぶっちゃけ先生による差なんて大きくない。

 

だって、テキストには全部詳しく書いてあるわけだし。

 

それを、いかに1人でも多く伝えられるか

 

しっかり伝えるには

 

しっかり聞かせないといけない。