僕ら日本語脳の人達は、英語を英語として捉えず和訳をし、日本語として理解する。
perception
という単語には
ああ、英語だなぁ。なんて意味だったけか。perception、パーセプション、そうだ。知覚だ。そうだそうだ。
という感じに脳みそが動く。そして「知覚」という言葉をじわっと広げて、認知とか認識とか理解どこまで広げてこの言葉のイメージを掴む。
だから英語の理解には、まず日本語に置き換えて理解するという工程が必要になってくる。
さて
先日中3の授業で扱った大学入学共通テストの英文
その和訳を載せてみる。
chat GPTにやってもらったから少々不自然なところもあるが。
時間の認識
「時間」という言葉を聞いたとき、あなたがすぐに思い浮かべるのはおそらく、時間、分、秒といった単位でしょう。しかし19世紀後半、哲学者アンリ・ベルクソンは、人々は通常、時計で測る時間(クロックタイム)のようには時間を経験しないと述べました。人間にはクロックタイムを測定するための既知の生物学的な仕組みがないため、その代わりに心の働きを使っています。この心の時間を「心理的時間」と呼びますが、これは誰もが異なる形で感じるものです。
もし、宿題を終えるのにどのくらい時間がかかったか尋ねられたら、あなたはおそらく正確には分からないでしょう。過去を振り返って推測しようとするはずです。1975年の実験では、参加者たちは単純または複雑な形を一定時間見せられ、それを記憶するよう求められました。その後、どれくらいの時間その形を見ていたかを尋ねられました。答える際、彼らは「回顧的タイミング」と呼ばれる心の働きを使いました。これは記憶から引き出した情報に基づいて時間を推測する方法です。複雑な形を見せられた人々は、時間が長く感じられ、一方で単純な形を見せられた人々はその逆でした。
心理的時間を測る別の方法に「予期的タイミング」があります。これはあなたが活動しながら、同時に時間の経過を意識しているときに使われます。思い出した情報の量ではなく、その活動中に時間に向けられた注意のレベルが使われます。いくつかの研究では、参加者が作業をしながら、その作業を終えるのに必要な時間を推測するよう求められました。より困難な精神的作業をしていた人々は、時間よりも課題そのものに集中する必要があったため、時間が短く感じられました。
どうだろうか。
日本語に直してもなかなか重い内容だと思うだろう。
先日高2に伝えたことにつながるね。
和訳したその先、「つまり?」という思考の段階が大事だよと。
でも逆を言えば、この程度の日本語が理解できてしまえばいいのさ。
ガチ日本語の論説文に比べたら軽い軽い。