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【受動態の教え方】まずは「日本語」から入るのは正しいんだけど…

 

通常の教科書だと大体中2の最後が中3の最初に学ぶ受動態。

 

ここまで英語で生き残ってる子も多くはないが

 

その少ない生存者も、この受動態で躓く子は多い。

 

結構多い印象だ。

 

まず、能動態の日本語から指導はスタートする。

 

太郎は毎日このペンを使う

 

そして、この状況は変えずに

 

「○○される」となるように日本語を変える。

 

このペンは毎日太郎によって使われる

 

となる。

 

ここで

 

太郎は毎日このペンを使われる

 

としてしまう子がいるが、それは状況が変わっちゃってるよね、と指導。

 

あくまでも、目の前で起きていることは変えずに、

 

動作主と動作を受ける側を入れ替わるんだと染み込ませる。

 

この日本語段階で躓くことは絶対に避けたい。

 

そして

 

ここからが危険ゾーン

 

通常、テキストとかに書いてある説明は

 

図解

 

のようなものになる。

 

Taro uses this pen every day.

 

この文の目的語を文頭に主語として「移動」させ、

 

動詞の部分を「be動詞 ➕ 過去分詞」に変えて

 

主語だったものを「by 動作主」という形にして「移動」させる

 

f:id:goumaji:20250205055807j:image

 

こんな「図解」つきで。

 

 

これまで、こんな図解なんて出てきてないのに、

 

受動態でいきなりの図解…

 

「なにそれー」

 

ってなるか

 

「あー、このやり方で変えれば良いのか」

 

と納得するか

 

 

これが大体一般的な受動態の指導法。

 

 

 

納豆英文法と全然違う!

 

 

 

受動態の文は、能動態の文を「変化」させたものじゃなくて

 

スタートからオリジナルの文としてそこに存在してるんだよ。

 

そうでしょ?

 

日本語だって、まず能動態の文を考えてから、それを「入れ替え」て受動態の文を作るなんてことはしないよね?

 

 

すごく当たり前のことなんだけど

 

 

なぜか受動態の単元には奇怪な「図解」が出てくる。

 

 

おそらく文法問題で「態の変換」が出るからかな。

 

 

どうなんだろう。