なんでもそうね
何かを上手くやれるかやれないか
それには「コツ」っていうのがあるような、ないような。
上手くやれてる人はその「コツ」を掴んで実践してるのか、それともそもそもやれてることを後から分析して「コツ」なるものを言語化し、ノウハウ化してるのか。
そもそも「コツ」ってなんだ?
そもそもコツとは「骨」から来ている言葉だ。
体の中で不可欠な骨
体を支える重要なもの
つまり物事にとって、それを支える不可欠なもの
何かをする時の、その「する」という動作を支える不可欠なもの
手順、要領、手際
のようなものだ。
と考えると、「コツを教えて」という言葉には違和感を覚える。
なぜなら、コツ、つまり人体にとっての骨だとすれば
それは「全て」を意味するからだ。
それを何か、「楽してできるようになる要約したポイント」みたいな感じで使うからおかしなことになる。
そうだな
「この体をしっかり支えたいんで、骨ください。重要な骨がどれだか教えてください」
って言われてるような感じ。
「え?全部だし、どれも欠かせないけど?」
って答えるしかないよね?
「もう時間が少ないんで、短期間で数学の点数を伸ばすコツ教えてください」
ほら
もうこの質問、ただイラつくだけなの分かるでしょ?
「そんなもん、ねえよ。」
で終わりよね?
それとも、そんなものないって分かっていながら何か言ったほうが親切?
でもそれ信じてやっても、身体支えられないよ?
骨が足りなさすぎてグニャングニャンの人が
「手っ取り早く身体を立たせる骨どれですか?」
って聞いてきてさ
「やっぱり背骨だね!」
って言って背骨渡すのがいい?
骨盤の骨ない人に。
それじゃビシッ!ってなりながら床に転がってるだけになるよね?
だから骨盤の骨を渡して、そしたら座れるようになっても立てるようにはならない。
だから今度は足の骨って指示を出したあたりで、
その人は「もっと手っ取り早く楽に…」
って言って、またグニャングニャンした状態で他を探しにいくんだよ笑
コツを探しに走るとこうなるイメージなんだよね。
そうじゃなくてね
最初のパーツから、一つ一つしっかりと積み重ねていくしかないんだよ。
それが「骨」、つまり身体を支える「コツ」なんだから。