例えば宿題
塾が「次までにやってきなさい」
と指示したものを
家で親が「やらなくても良いよ」
と言ってやらせないのなら
僕らの指示は無力化される。
どんなに僕らが「我慢しなさい」と言っても
家で親がそれを「今回だけだよ」と許してしまうのなら
その子の忍耐力はマイナスに触れてしまう。
僕ら塾は勉強という、ともすれば苦痛にもなるものを少しでも面白く、負荷を軽くして薄皮一枚重ねようと工夫している。
それを親が家で価値を崩すような言動、振る舞いをしてしまえば
それはもう、完全無力化されてしまうのである。
僕らはそのあたり、子供を見れば親が家で何をどうしているのかを
モロにスケスケで見える。
子供の表情、言葉、声色、目線
そういうものから手に取るように分かるのだ。
どんな世界でも10年は続けないと一人前にはならない、と言われる。
僕はこの道30年以上の
大ベテラン
である。
ちょっと文体が幼いし、
ちょっと見た目が怪しいので
なかなかベテラン感は出ないかもしれないが
30年間、同じことを繰り返しているプロなのだ。
舐めたらあかんよ?
ぜーんぶ分かってるからね。
ちなみに我が天使な奥様は、なぜかこの道30年の僕よりも見えているものが広くはっきりしている。
一番ビビるのが、子供を見ずに親と数分の立ち話をしただけで完全にその子供の性格やら学力まで言い当てること。
これは本当にすごい。
松江塾保護者の皆さん
どんなに言葉を飾っても、体裁を整えても
全て見透かされてますよ。
であるならば、素直に悩みの一切を何一つ隠すことなく打ち明けたほうがいいさね。
そうやって、親と僕らがタッグを組まないと
困るのはあなたじゃなく、あなたの子供だからね。