大学受験においては、中高一貫校に通う子達が圧倒的に有利だと言われている。
事実、データもそうなってる。
もちろん、中高一貫の子達のカリキュラムが大学受験に適しているっていうのは最大の理由だが
それと同時に、「高校受験の後に勉強しなくなる」というのもかなり大きいんじゃないかと思っている。
松江塾の子達が高校で上位にガンガン入っていくのも
松江塾の子達が特に優れていて、徹底的に鍛えられているから、というわけでもない。
周りが格段に勉強しなくなるから
これも大きいんじゃないか。
このブログを読んでくれている人なら分かってると思うが
松江塾の子達は受験が終わった次の日から勉強を始めてるよね?
合格発表の前から。
何だか分かる?
その期間、中高一貫の子達は何事もなかったように勉強してるからだよ。
何その空白の1週間とか、人によっては高校入学までの1ヶ月間、全く勉強しないよね?
大学受験からの逆算で考えたら意味分からないよね?
中高一貫の子達だって、そりゃ中弛みはするよ?
でも、
分かる?
赤い線が中高一貫組
青い線が高校受験組
ただでさえ、前半の中学時代な速度も難易度も低いのに、
そこから高校に入ってからの「非努力期間」が長すぎるんだよ。
こうなってしまう最大の理由は、僕ら塾業界にもあるよね。
多くの塾は高校受験がメイン。
そして、高校生の通う予備校は、大学入試に特化した指導がメイン。
だから、学校の授業進度と噛み合わないことが多い。噛み合うようにしようとするとどうしても高額になる。
さらに子供の意志や精神的成熟度から、親も
「高校生なんだからもう自分でやりなさい」
って思うし、言うんだよね。
高校受験の最後の追い込みの頑張りを見てると、
もう一人でできるようになったのね♫
って思っちゃうから。
でもね、
それが落とし穴。
塾にやれって言われたことを
その場所とペースを指示された上で、それをやってるだけだから、
そこに自分だけの思考や選択、判断がないんだよ。
普通の塾ならね。
このことに気付いてないと、見事に青い線を辿っていく、と…。
なんとかしないといけないけど
松江塾がどんなにもがいても、僕がここでどんなに書いても多分大きな流れは変わらない。
だから年々、中受率が高くなっていく。
そんなことしなくても、大丈夫なのにね。
松江っ子がそれを証明していくのを伝えていくしかないよね。