学校準拠から離脱して数年
そして爆裂の廃止
まあ理由やきっかけはいろいろあるが
僕の中での最大の狙いは、おそらく中高と勉強を軸に歩んだ人達なら一度は聞いたことがあるであろうこの言葉だ
「定期テストは点が取れるんだけど、模試とか実力テストで取れないんだよね」
もしくは
「実力テストとか模試は取れるんだけど、定期テストは最後の詰めが甘くて順位落とす」
どう？
定期テスト型か
実力テスト型か
もちろん、ゼロ百の話にはならない。
イメージとして、定期テストは学校の教科書で学ぶ基礎基本を確認するテストで
実力テストはそれら知識の応用や複合を問うテスト
だから、定期テストでは点が取れるのに実力テストで点が取れる子は多くいても、その逆つまり定期テストは全く点が取れないのに実力テストで華々しい結果を出す子はほぼいないんだ。
まさにこんなイメージだろう。
土台に基礎、つまり定期テスト
その上に実力テスト
松江塾はこれまで定期テスト前３週間を「爆裂」と称して完全自学の時間にしてきた。
いろんな中学から通ってきているから、試験範囲もバラバラ。
だから各自で各試験範囲を自学。
これはこれて大きな成果を出してきた
それは間違いない
そして中3後半は入試に向けて基礎固めや過去問を使って応用問題への取り組みも推し進めてきた。
その結果はいろんなところで書いている進学実績にも反映されている
それは間違いない
ただ、たまに銃弾のように飛んでくる「え？」という、高校生からのテスト結果。
トップ校に進学したものの、そこでトップ層にいけない子達
少数派ではあるものの、いるんだよ。
僕にとっては、納得がいかないんだ。
その子達をよく知ってるからね。
ただ、よーくよーく思い返して見るとその子達
学校の授業も塾の授業も真面目にコツコツと取り組んでる子達だったんだよね
ただ一点、「要領の良さ」を除いては申し分ない子達
自分なりのペースでコツコツ
納得して先に進む
これ、基礎的内容においては本当に大事で、あさに盤石な土台を作ることは間違いないんだ
でも、高校の学習でそれをやろうとすると
能力不足、というよりは
時間が物理的に足りない
という壁にぶつかっちゃうんだ。
時間さえあれば消化し、積み上げていけるものを
自分の中での「よし、できた」と感覚に到達できるまでには時間が足りない
未消化の自覚がありながらだと、前に気持ちよく進んでいけない気持ちになってしまう
あると思うんだよ
今回、「爆裂」という完全自学という期間は廃止する。
しかしもちろん、「自学」ということの重要性、そして「基礎基本の大切さ」ということはもちろんブレることはない。
ただ、学校準拠から離脱し、定期テストごとき、となり、さらに高校生でもしっかりと定期考査、実テともに上位にいるためには
何が必要か
そこに考えが今、行き着いてるわけ。
イメージとしては、難関私立や大学付属進学をメインに扱う塾の子達
当然、定期テストの対策などゼロ
学校の定期テストの時期すら把握せずに入試突破のためだけに突き進んでいる。
じゃあ、その子達が学校の定期テストでボロッボロの点や順位を取るか
取らないんだよ
ずっと１位、とかはないよ
でも、そこそこところにいつもいるのよね
僕はいつも残念な気持ちで見てるんだけど
そういう塾から早慶付属に行く子達
おそらく大学受験に向けて進学校に行ってたら東京一工だって十分狙えただろう
MARCH付属に行く形
うまくいけば東京一工旧帝、早慶にだって行けたはず。
それだけの能力を持ってるはずなんだ。
ただやはり「附属文化」への憧れや一足早い安心への魅力は大きいってことだけなんだろう。
松江塾は主に公立トップ校、上位校に進学する子達が多い。
つまりその先の大学受験は必須なんだ。
今は推薦が多いから、中学と同様に定期テストの点が大事
でもね
そこでもある程度以上の「要領の良さ」は必要なんだ。
時間がないから。
そう
これ
この「時間がない中でこそ頑張れる」という感覚を持たせたいんだ。
３週間という爆裂期間は、とうしても「ダラダラ」しちゃうんだよね。
時間的に余裕がある時、人はどうしても速度を緩める。
そうだよね？
そこをもっと密度濃く、要領よくやるように仕向けていく。
これが新爆裂のイメージ。
