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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【受験産業】闇金融から金を借りて入試問題を横流ししてもらって合格した者の末路とは

 

受かれば

 

受かりさえすれば

 

そこには皆横並びのスタートラインに立つ我が子がいる!

 

とか思ってしまうのだろう。

 

まあ、その気持ちは分からなくはないが。

 

お金を払いさえすれば、その車が手に入る

 

みんなその車に乗れる、みたいな感覚だろうか。

 

この仕事をしていると普通の人達には見えないものが見えるようになる。

 

何とかしてその車を手に入れた人

 

もう、カッツカツの生活をして

 

節約に節約を重ねて頭金を作り

 

フルローン

 

毎月、嘘みたいな極貧生活で支払っていく3年間

 

手に入れる前は、どうしても欲しいから何とか耐える。

 

そして納車の日

 

何と偶然にも、その日その車を納車するのは

 

360人

 

ずらりとディーラーに並ぶ360台の車

 

何と誇らしい気持ちだろうか。

 

念願の車である。

 

360人が鍵をもらい、その真新しい皮のシートに座る。

 

ハンドルを握る。

 

よし、ようやく手に入れた!と。

 

カッツカツの極貧我慢生活の末、念願のマイカーだ。

 

さあ!明日からドライブを楽しむか!

 

まずはガソリンを満タンに!……

 

いや、5000円分

 

いや、3000円分にしておくか…

 

明日からも節約し続けないと、ローンが払えないからな。

 

360台の車がディーラーから出ていく。

 

颯爽とアクセル全開でガソリンスタンドに行き、ガソリンを満タンにして、そのままロングドライブに出かける者が大勢いる。

 

その一方でアクセルをあまり踏まず、ガソリンをなるべく消費しないようにして自宅に戻り、

 

満面の笑みで新車を見つめる者もいる。

 

今日は乗らない。ガソリン代がもったいないから。

 

明日は…

 

やめておこう。洗車だけしようかな。

 

夕飯は…

 

なるべく安い惣菜を買ってこよう。

 

360台の新車たち

 

ガソリン満タンでロングドライブをして

 

そのまま焼肉店に直行!

 

たらふく食べて、またロングドライブをして帰宅。

 

明日は海まで車を走らせよう!

 

だってこの車、

 

3年後に売却しなければいけないことは決まっていて

 

走った距離が多ければ多いほど高く売れるのだから。

 

たくさん走れば買った時の10倍の値段で売れることも可能なんだ!

 

逆に走らなければ走らないほど、値段は下がってしまう。

 

0円で引き取り、なんてこともあるらしいんだ。

 

だから明日も朝からガンガン!アクセルベタ踏みで走る!

 

ガソリンも満タンにして!

 

 

 

 

これが受験だ。

 

 

 

受かりさえすれば何とかなる

 

 

のではないのだ。

 

 

どういう力をつけてその高校に入っていくのか

 

 

先ほどの車の話で言えば

 

 

財力

 

 

である。

 

 

毎日500キロ走れば、毎日ガソリン台は1万円かかる。

 

 

走れば走るほどその車の買取価格は高くなる。

 

だから毎日10,000円のガソリン代が必要になる。

 

 

カッツカツの極貧生活で毎月5万円のフルローン生活を覚悟して購入した者は

 

毎月30万円のガソリン代は払えない。

 

ディーラーで車を納車した360人。

 

僕はこの仕事を通してそのうちの数人を送り出してきた。

 

昔はカッツカツの極貧生活を強いてでも、車を手に入れるサポートをした。

 

車を手にしてもらうことだけが目的だったから。

 

その後のローン返済極貧生活のことまで考えなかった。

 

そしてガソリン代がなくてガレージで眺める日々。

 

3年間は周りの羨望の眼差しを受けるだろうが

 

3年後の売却価格は、ほぼゼロ。

 

カッツカツの極貧生活の末、売却価格はほぼゼロ。

 

片や、毎日500キロのドライブを毎日ガソリン満タンスタートでやり続ける子達もいる

 

当然売却価格は買った値段の10倍!

 

なんて子達もいて。

 

その車を手に入れることが目的の全てなのか

 

それとも、

 

手にした後でどうたくさん乗れるのか

 

 

 

この時期になると

 

何とかして我が子を受からせたい!

 

 

と、躍起になる親をたくさん見る。

 

 

繰り返すが

 

 

気持ちは分からなくはない。

 

 

納車の日は決まっていて、その日までに頭金を入れるなり、全額キャッシュで払うなりして

 

その360台の1台を手にできる期限は決まっているのだから。

 

あと5万円で買える!あと1ヶ月で!

 

という、追い込まれた状態の時に

 

その後のアクセルベタ踏みで毎日500キロ走行生活なんて

 

見えないんだ。

 

 

高校生をそのまま継続して無料でサポートする環境を作ってから

 

僕はそのベタ踏み生活を目の当たりにするようになった。

 

そして

 

自分たち強いた極貧生活の末、その車を手にした子達も見てきた。

 

ガソリン満タンにするほどの財力はないって分かってたのに。

 

だから大きく方針転換をした。

 

 

3年間、毎日ガソリンを満タンにできる財力

 

 

つまりそれは

 

 

自分の意思と行動で学力を引き上げていける力

 

読む力

 

理解する力

 

覚える力

 

そして何よりも、自ら机に向かう力

 

 

結果的に「放置」となるのも当然だ。

 

 

もちろん、そのこともしっかり伝えて続けての放置である。

 

なぜか今、松江塾の高校生達がその入った高校で上位になる確率が高いのか。

 

もうお分かりだろう。

 

 

財力

 

 

なのだ。

 

 

 

自分の意思で机に向かい予習をする。

 

復習をする。

 

授業を能動的に目で聞く

 

理解する

 

 

そういう「財力」を、新車を手にするまでにたっぷりと身につけたんだ。

 

 

偏差値が10も足りないのに

 

極貧生活なのにさらに闇金融から10万円借りて

 

何とか手に入れた当日の入試問題本物。

 

入試まで残り1週間。

 

徹底的に解答を暗記して入試に臨む。

 

当然、かなりの高得点で合格。

 

良かった!

 

闇金融から借金した甲斐があった!

 

ありがとう!闇金融

 

ありがとう!入試問題横流し業者!

 

 

360台を手にした者達の中にはそういう者もいるだろう。

 

それが当たり前に行われるのが

 

受験産業

 

というものである。

 

 

とにかく受からせたいんだ!

 

 

という親達がいて

 

 

この問題が入試に出ますよ!さあ!買って!

 

 

という業者がいて成り立つ。

 

 

合格した後、その業者とは一切連絡がつかなくなる笑

 

 

受かった翌日、ガソリン代を借りに行ったとしても

 

 

受験前の10倍の金利に跳ね上がっている現実

 

 

もう

 

 

そういうのは辞めた。

 

 

 

 

ピカピカの新車

 

 

ガソリン代がないからガレージに置きっぱなし

 

 

そのうち埃を被って

 

 

でも、家の前を歩く人たちの羨望の眼差しは嬉しい。

 

 

その制服を着ている我が子

 

 

誇らしい。

 

 

 

ガソリン代がなくて全く走れないのに。

 

 

全く走れないから、3年後の売却価格はゼロなのに。

 

ああ、もっと安いあっちの車にしておけば

 

ハイオクじゃなくてレギュラーガソリンだったし

 

ローン返済の額も安いから、その分ガソリン代にできて

 

毎日たくさん走れたのに。

 

そしたら、買った時の値段はこの高級車の半額だけど、売却の時はあっちの車のほうがはるかに高く売れたのに。

 

 

ああ

 

 

ああ

 

 

 

受験産業

 

 

そんなことは

 

 

何も考えてないのよ