凋落する日本
もはやよほどなことがない限りかつてのような繁栄はないのだと思う。
寂しいことだが。
でも
よほどのこと
が起きれば
ひょっとするとひょっとするのではないか？
でもね
今の日本では、そういうことを可能にするような人物は生まれない。
受験
学校
そこで点を取らせるための教育産業
仕組み化され、操り人形のようにやらされる子達。
結果からの逆算で、効率だけを重視。
結果が良ければ全てOK。
試行錯誤なんてさせる時間はない。
そんなことは求められていないから。
失敗なんてさせない
時間の無駄だからだ。
僕が鉢巻巻いて「合格するぞー！」なんて言っていた小６の夏。
もう３７年も昔の話だ。
あの当時、子供の人数はもっとずっと多かった。
もしあの時の日本の教育が
「自分でやってごらん」
「良いからやってみなよ」
「知らんがな」
「好きなことをやってごらん」
というのが柱だったら？
３７年後の今、日本は全く違うことになっていたのではないか。
まあ、それは実現しなかったから
何を言っても想像の域は出ない。
でも今、かつてのように「良い大学」「良い会社」という価値観が
ほぼ崩壊してきているのは周知の事実だ。
昨日、大学生達も言っていた。
「就職する人生に何も明るいものを見出せない」と。
うん
なんか
分かる。
今後の日本
何か「よほどのこと」を起こすのは
こういう若者達なんだろうな、と
朧げながら期待すらしてしまった。
そんなことを思いながら、
特に何も指示されることなく黙々と自学する松江っ子達。
対面とオンラインの差はない。
というか、もうそういうことはどうでもいい。
山形の子の心に火をつけて
その後で仙台の子のテスト終わりのサッパリした顔を見て
そして対面の子達の後ろ姿をチラリと見て
僕は塾の周りをうろうろ歩く。
だから
松江っ子達は高校生になっても頑張れる。
自分の意思で頑張れる。
もちろんそれは
大学生になっても
社会人になってもね。
