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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

国語ができる子の「言葉」からのイメージ

 

「それじゃ駄目だ。まず楔をしっかりと決めねえと。」

 

祖父はそう言って節くれ立った手で僕の持つ斧を握った。その痩せた身体からは想像もできない力を僕の手が感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな小説の一番

 

 

 

 

 

節くれ立つ

 

 

 

 

 

そんな語彙が目と脳を通過する。

 

 

その言葉から、どれだけの映像を作り出せるか。

 

 

 

祖父と孫との空気感

 

周りの暗さ

 

祖父の人生

 

孫が見つめる視線

 

 

 

 

そういうものをゆっくりと静かに、しかし力強く流れる空気と共に読み取れたか

 

 

いや

 

 

感じられたかどうか。

 

 

 

それを可能にするのは、上に書いた物たちの具体的な映像である。

 

 

 

読めない

 

意味を知らない

 

 

 

これがどれほど読解を困難にするか。

 

 

言うまでもないだろう。

 

 

 

子供の語彙は

 

 

生きた言葉の中でこそ増える。