小1問題
おそらくほとんどの人が聞いたことがあると思う。
幼稚園や保育園から小学校に入学し
座っていられない
集団行動ができない
先生の話を聞かない
こういうことをきっかけにして学校が嫌いになったり馴染めなかったりする状況。
確かに、環境の変化は大きいわけで
「学校生活」に焦点を当てるとこういう問題が浮かび上がるのも分かる。
しかし
低学年を学年別本科にして、僕の目から見て思うのは
小2問題の方が深刻
だということである。
小1問題に挙げた例のような子たちは、そもそも「勉強」というステージに上がることはなく成長していく。
つまり、「勉強で頑張らせたい」とか「良い学歴を」と考える保護者のいる家庭とは無縁の話。
だからここでは割愛する。
問題なのは、小1問題を感じることなく小学校生活をスタートさせたのに
小2になるまでに勉強において何かしらの「嫌だな」という感覚を持ってしまう子達の存在ではないか。
というのも低学年の小2本科
体験してから本入塾しなかった子達の人数が断トツで多いのだ。
小3や小1は一人か二人だけだったのに、
小2は七人くらい?入らなかった…
これについて、我が天使な奥様とめちゃくちゃたくさんの推測を立てて一つ一つ話し合ったんだよね。
結論として、
①人の話を目で聞くという習慣化が出来上がらなかった
②そのためにみんなからワンテンポ遅れる
③そのために全てにおいて主体感や達成感を感じない
④勉強が嫌いになる
⑤足し算やカタカナなど、少しずつ理解や記憶に負荷が掛かるようになり苦手意識が芽生える
⑥親への反発が強くなりコントロールできなくなる
こんな感じだろうか。
特にオンラインだと⑥の反発と親への甘えや依存が共存することになり、
「ああ、これは無理だな」
となる。
もう分かるよね?
全ては
①人の話を目で聞くという習慣化が出来上がらなかった
これなのである。
松江塾保護者の方は、とにかく何度も僕の授業動画を見てほしいんだ。
どれだけ目を拾いに行ってるか。
つまりそれだけ「目で聞いてない」という子達が多いってことよ。
「小さい頃は勉強なんかさせずに外でたっぷり遊ばせれば良いのよー」
なんて言っていながら、後々学力がメキメキと伸びるような子達
「あんなこと言ってて家でガッチリ勉強させてたんじゃない?」
とか思うよね。
多分、本当に勉強なんてさせずに遊ばせてばかりだったんだと思う。
でもその遊びの中や、家に帰って遊んだことについて話す時に
たっぷりと
目と目を合わせてのコミュニケーションが積み重ねられていったんだと思うんだ。
マジで本当に一番大事なことだからね。
ほら
この記事読み終わったらスマホを置いて
子供と目を合わせて話してくださいね。
勉強の話なんて不要。
ただ、目を見てコミュニケーションをとることが
当たり前の当たり前になるまで練習!!
それで十分だから。