指先一つでアプリをインストールでき、
あとはそれを使うだけ。
もうなんだってできる便利なアプリ。
勉強嫌いな子達は、このアプリのインストールのように
自分に知識や学力が身につくことを願っているように思う。
しかし、
そんなアプリのようにいかないのが「人間の脳」である。
何度も何度も見て理解し、脳内を通過させる。
まるで濾紙に水を何度も何度も通過させるようにして
そしてわずかに残ったカスのようなものを寄せ集め
ようやく何かしらの「固形物」のようなものを作る作業。
人間の脳にはこれが必要なんだ。
そしてその濾紙の網の目の細かさを決めるのが「語彙」の数だ。
語彙が多ければ多いほど、濾紙を通した時に残るカスも増える。
勉強というのは、
知識を積み重ねるとは、
そういうことなのである。
黙っていてもインストールなんてされない。
そしてスマホと同様に
機種やスペックはどんどん陳腐なものになっていくのだ。
気がついた時には濾紙などもなく
ただただ自分を通過していく水を眺めるだけ。
勉強嫌いは幼いうちになんとかしないとね。
そのためには、濾紙の目を細かくしないと。
つまり
語彙が重要ってことよね。