どんなに選択肢が目の前にたくさんあっても、人はその選んだ一本の道しか歩けないんだ。
そりゃ、何度でも選び直しはできるよ?
ぼくが今からサラリーマンになることももちろん可能だ。
プロスポーツ選手を目指すことも、
総理大臣を目指すことも、
なんだって可能。
道を選び直すことはいつだってどんな道だって可能なんだよ。
もちろん、その目指すものに到達できる可能性は違うけどね。
当然選び直したその道を、もう何年も前から本気で歩いている人はたくさんいて、
今選び直した僕はその最後尾からスタートすることになるわけだから、
それはそれは大変だよね。
どの道だって、そこで一つ一つ積み上げていかなきゃいかないわけだから。
多くの人はその
「また最初からの積み上げ」
「早くから始めている人の存在」
を考えて、道を変えずに今まで歩いてきた道を歩き続けるんだろう。
であるならば、どうすべきか。
今まで歩いてきた道、今歩いている道で一つ一つ着実に積み上げながら前に進むことが最善
ってことだよね。
例えば今になって理系から文系への変更を考えている君。
これから世界史をゼロから始める?
多少なりとも積み上げた物理や化学を捨てて?
もう一年以上も前からコツコツと世界史の知識を積み上げてきた子達は大勢いるけど?
そりゃ、将来の希望が文系学部の先にあるのなら良いとは思うが…
現状に不満を抱き、その先に自分の成功はないって考えるのはよく分かるよ。
多分、ほとんどの人がそう考えた時があると思う。
だから別の道をイメージしちゃうんだよね?
他の道を歩いている自分の方が楽に成功している想像をしちゃうんだよね?
でもさ、
それってさ、
まだ歩いてなくない?
そして、
ゼロからスタートすることの大変さを舐めてないか?
君に見えている、その別の道を歩いている子達はさ
もうある程度進んでいる子達だよね?
10なのか、15なのか分からないけど、ある程度積み重ねた子達の姿を見て、君は「あっちの方が良さそうだ」って判断してるよね?
でも君があっちの道に行ったら、
君は「0」からのスタートになるんだからね?
多分、想像していたのとは全く違うことになると思うよ…。
まあ、でも、それはそれ。
その判断も行動も全て自分の人生だ。
本気で望むなら、きっと本気で行動できるはず。
「あっちの方が楽そう」
とか
「ここはキツすぎる」
っていうのが動機じゃなければね。