昨日、なし子と仲直りをした。
数日間にわたるバトルが終わったのだ。
夫婦喧嘩や親子喧嘩は
その者のタイプ別によって異なる展開を見せていく。
奥歯ガタガタ言わしたろかタイプ
私は貝になりますタイプ
この2タイプだ。
我が家の4人をタイプ分けすると
僕→私は貝に
天使な奥様→奥歯ガタガタ
ゲラお→奥歯ガタガタ
なし子→私は貝に
こうなる。
我が家の中で一番多い喧嘩は
ゲラお🆚なし子
である。
ゲラおがギャンギャン言うと、
なし子が一言
「うざ…」
この一言でなし子の貝殻に強烈なロックがかかる。
言葉は耳に入らず、
口からは一言も出ず
目の焦点はどこにも合わず
ただただ鼻から静かに息を吸い、音もなく息を吐く
まさに
こんな感じ。
おお!なんかなし子に似てる笑
なるほど
なしこの場合は
貝になるのではなく、仏像になるのか。
対するゲラおは
こんな感じ。
なし子の言ったことの矛盾点をガンガン指摘。
なぜなし子が悪いのか。
なぜ自分は悪くないのか。
圧倒的語彙力と論理展開、文字数で責め立てる。
きっとスーパーコンピュータ「富嶽」で解析したら
飛沫の嵐であろう。
それをなし子は
全てを受け流す…
そして今回の僕との喧嘩
原因は日本中の家族の中で
最も多いであろう、あれだ。
進路選択
なし子は今の成績でいけるであろう○○大学で良いと言い、
もう勉強からフェードアウトしようとしている。
対する僕は、あとちょっとのところでいける△△大学を目指せ、と言う。
もし今勉強からフェードアウトしたら、
ここからエンジンをかけてくる子達に抜かれ、評定は下がる。
結果として、○○大学も行けなくなるぞ!
と言う僕に対して
奴は…
貝になりやがった!
あー、そーですか!だったら好きにすればいいさ!
と僕が切れ、
僕も貝になった。
家の中に鎮座する二体の仏像
静々と無言で歩く。
家の中でお互いの存在は感じているが
感じているが故に適度な距離を保ちつつ、
静々と移動する。
家族以外の人が見たら
「まあ、なんて無口な人達なのかしら。穏やかな家族ね♫」
そう思うだけだろう。
しかし、明らかに当事者の中では大喧嘩なのだ。
🆚
このまま放置すると、2年でも3年でも続く。
それを分かっている我が天使な奥様が
「2人!そこに座って!!」
と仲直りの調停役になってくれた。
口論
口喧嘩
この類においては駿台模試の国語全国14位のゲラおも圧倒する奥様だ。
僕ら2人の幼稚な貝殻を叩き割るのは造作もないこと。
2人の主張を並べたて
一気に解決策を提示。
それに対し
頷く仏像2体。
かくして真島家の2つの貝殻は
その殻をパカリと開き、
仲直りをしたのである。