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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

なぜ差がつくんだ?

今年度から、全学年で英語のスピードを3倍している。

中1はプログラム6まで終わり、

中2、中3は全て終了した。

もちろん、これから何回転も演習メインで繰り返すことになるのだが

さっさと進んでいくと

見えてくるものがある。

吸収具合と定着具合における個人差

これだ。

同じ授業を受ける

同じ板書を見る

同じ問題に取り組む

翌日、ちょっと問題を解かせてみる。

満点を取る子もいれば

数問間違う子もいる。

中には半分程度しかできない子もいる。

英語に関しては先んじて英検学習などに取り組んでいる子もいるので

単純に「初めて学んだこと」の理解と定着とは言えないが

それでも目の前の生徒たちには完璧に「個人差」が生じているのだ。

僕の授業は緊張感を維持することが絶対条件だし

少しでも目や意識が緩んでいる子には容赦なく突っ込む。

だから、授業に対して前向きに取り組めていない子は

ほとんどいない。

それでも微妙に差がつく。

短期間に授業を進めているので

勉強に対する意識不足から「忘れてしまう」ということよりも

そもそもの理解力の差、と言った方がいいかもしれない。

人から何かを聞く

それを理解する

これって、当然ながら生きていく上では絶対に大事な力。

なぜ理解力が低いのか。

力はそれを繰り返した回数によって増していく。

理解力は理解した回数によって増していく。

子供に何かを理解させるにはどうしたらいいか。

別に難しいことじゃない。

「引き出しの中から赤い箸を二膳持ってきて」

こう子供に伝え、指示通り行動できれば

子供は指示を「理解した」ということになる。

「明日は誰とどこで何をして遊ぶの?」

と聞いたとき、

誰と

どこで

何をするのか

これを答えてくれれば、質問を「理解した」ということである。

そのときに

「マサキくんと公園に行く」

と答えた時

「何するの?」と質問せずに

「ん?ママは誰とでもどこで何をするのか聞いたんだよ?」

と言ってあげる。

そしたら、子供は自分の理解力が甘いと会話が前に進まない、という「壁」を感じ、知らず知らずにちゃんと人の話を聞いて理解する、ということができるようになっていく。

前から書いているが

幼少期に子供を賢くしてしまいたいなら

「はい」か「いいえ」で答えられる聞き方をせず

疑問詞を多用して会話をする方が良い。

また、質問には質問で返してあげるのも良い。

「ママ、今日のご飯なに?」

「逆に聞くけど、何なら嬉しい?」

「え、カレー」

「どうしてカレーだと嬉しいの?」

「だって、カレーが好きなんだもん」

「そうなんだね。でも残念なことに今晩はカレーじゃないよ。何だと思う?」

「んー、ハンバーグ?」

「惜しい!肉料理、という点では正解。あと二回、チャンスあげる」

「じゃあ、ステーキ!」

「ざんねーん。あと一回。よく考えてよ。パパの大好物だよ」

「えー、何だろー。しょーが焼き?」

「お!まじか!正解だ!すごい!よく分かったね!」




最初の質問に

「生姜焼きだよ。パパの大好物!」

と答えていたら、子供は自分の疑問に対しすぐに答えが貰えたので気持ちよく会話が終わってしまう。

人の話をしっかり理解するには

たくさんのコミュニケーション

これが大事だと思う。

授業って

目の前の人間が自分に対して語りかけてくるわけでしょ?

それをしっかり受け止めることが理解につながる。

その練習は

家庭での親子の会話だ。

つまり

「なぜ差がつくのか」

という疑問に対する答えは

家庭での親子の会話の量と質!

この差だと思っていい。


さ、ゴールデンウィークだ。

徹底的に会話を増やそう。