国語で点数が取れない子達。
その理由は2つしかない。
①聞かれてる内容を把握できていない。
これはね、日常の「会話」でも多々あるよね。
微妙に返答がズレるってこと。
「あ、いや、そういうことじゃなくて」
なんて言いたくなる返事、あるでしょ?
会話ならそうやって軌道修正しながら話を意図したほうに持っていけるけど
国語の問題であれば、その時点で❌になって終わり。
「質問に正しく答える」
って、実は能動的に話の内容を自分から取りに行かないとだめなんだよね。
聞かれたら答える、じゃなくて
自ら聞きに行く姿勢。
能動的に話の内容を掴みに行く姿勢。
それがないと、質問には正しく答えられないのよ。
「何でこの人は今この質問を自分にしたんだろう。」
って思えないと、本当に正しくは答えられないのよね。
「話し上手は聞き上手」
って、まさにこれなのよね。
あー、この人は話してて気持ちいいなぁ
って思える人って、本当に人の話をよく聞いてくれてるのよ。
ちゃんと能動的に聞いてくれて、
適切なタイミングで「へー」「うんうん」「まじ?」みたいに相槌を打ってくれる。
相槌ってさ
「それでそれで?」と、次の話を聞きたいってアピールでしょ?
その段階でもう、前向きに聞いてるってことじゃん。
そしたらさ、もう何聞かれてもそりゃ正しく答えられるに決まってるじゃんね。
国語の文章に対しても、相槌を打つように読めたらいいよね。
②本文を理解できていない。
質問以前に、本文を理解できてなきゃ答えられるものも答えられないよね。
当たり前だよね。
本文が理解できない理由は3つ。
- 漢字が読めない
- 語彙がない
- 内容に対して知識がない
特に「3」が大きいよね。
普段からその内容に関して全く興味関心がないような場合、
読んでも脳みそが反応してくれないのよ。
入試問題の国語って、大人が大人のために書いた文が使われることがほとんどだよね。
子供がいきなり「平和を享受すること」なんていうテーマで、戦時下の悲惨な状況からスタートする文を読むとか。
もう、想像もできなかったりするわけじゃん。
そりゃー無理だよね。
だからたくさんの本を読む?
いやいや、そんな大変なことしなくて良いのよ。
国語の文章問題って、本の一部が切り取られてるよね。
それをしっかり読んで、書かれている知識を吸収。
しっかり吸収。
それでいいんだよ。
映画2時間見るんじゃなくて、予告編だけでも大体内容は分かるじゃん?
それでいいんだ。
その予告編を、とにかくしっかり見る。
何が描かれているのか
こういう世界があるんだ
こういう感情があるんだ
この先どうなるんだろう
見てみたいな、これ
っていう気持ちになるまでしっかり見る。
そうやって、いろんな意識を頭に入れて世界を広げる
そのために国語の文章題に取り組めばいいんだ。