以下は2006年に僕が楽天ブログに書いた文のコピペである。
題名は同じ「読解力の肝」だ。
なかなか良いことを書いているので転載してみる。
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小学生の文章読解の授業をやった。
まず黙読
次にみんなで音読
そして爆笑解説
最後にまた黙読
で、問題に取り掛かる。
文章に何が書いてあるか、どんな話の展開だったかは全員が分かっている状態で問題を解かせる。
でも、得点にばらつきがある。
今日の読解練習のように、超じっくり本文を読んだ後にも関わらず、間違えてしまう子は
そのほとんどが
「設問もしっかりと読んでいない」のだ。
友達が話しかけてくる
「ちょっと聞いてくれよ。昨日さ、学校帰りに変なオヤジを見てさ。それがすげーんだよ。こんな寒いのに、タンクトップ一枚とぴちぴちの短パンで道路に正座して一人でカルタやってんの。まじびびったよ。これってどっきり?って思うでしょ?だからさ、俺も「なんかあやしいな~!」って思って、しばらく見てたのよ。そしたらそのオヤジがさ、俺がじっと見てんのに気がついて、いい気分になっちゃったんじゃないの?ますますのりのりになってきてさ、大声で「はい~っ!!」とか言って、カルタの札に飛びついてんのよ。「うわ~!きも~!!」って思いながら、歩き出そうとしたのよ。そしたら、そのオヤジが俺に向かって声をかけたんだよね。なんて言ったと思う?「おお、タケシ。おかえり」って、俺のオヤジだよぉぉぉ!!」
「おい・・聞いてんの?」
「うん、聞いている聞いてる」
「じゃあさ、俺が学校帰りに見たことって何だった?」
「えっ? オヤジ。」
間違いが多かった生徒がしてしまった間違いはこんな感じだ。
話(文章)はとてもおもしろい。聞いていて(読んでいて)ぐいぐい引き込まれるはずだ。情景も頭に浮かぶ。
でも、質問に正しく答えてないのだ。
「俺が」
「学校帰りに」
「見たこと」
は
「何か」
これが問われている内容だ。
確かに「オヤジ」なのだが、
これが正解になるのは、
「俺が学校帰りにみた『人』はだれか」
という質問に対してだ。
正解と不正解の差は小さい。
だから、間違えた本人も、何で間違いなのかが分かっていない。
これを正すのは、
「日ごろの正確な会話」だ。
文章題の設問は、
そう「聞かれている」のだ。
質問と答えは、会話として「成立」しなければならない。
間違いをしてしまう生徒の答えは、
設問と答えとの間で「会話」が成立していないのだ。
質問に対して、正確な日本語で、
主語・述語・修飾語・語尾
に注意して、答えようぜぃ!
↑ ↑ ↑
なかなかやるのぅ…15年前の真島よ。
分かってるじゃないか。
家庭での正確なコミュニケーション、大事だよね。
問いに対して微妙にズレた答えは容赦なく突っ込む!!
今も真島家では毎日のように出てくる言葉
「は?そーゆーこと聞いてんじゃなくね?」
これね笑
いつも大体4人でダイニングテーブルを囲んでいて、
常に会話だらけ。
でも、ちゃんと聞いてないと3人から馬鹿にされたような目でツッコミが飛んでくる。
一番ズレるのは誰だと思う?
当然のように、なし子ね。
そして
1番容赦ないツッコミを入れるのはどれだと思う?
ゲラお
ではない笑
我が天使な奥様
なのである。