昨日の中1英語、本日の3題
① 私は彼が数学よりも英語がすきだということを知っていた。
② あなたはいつ私を幸せにするのですか。
③ 私は彼と友達になるために彼がどこに住んでいるのかを知りたい。
答えは…
① I knew that he liked English better than math.
② When will you make me happy?
③ I want to know where he lives to be friends with him.
例えばそのへんの中3にこの和文英訳を解かせたら、全問正答率はどれくらいなんだろうかと考える。
おそらく、10%もいかないのではないか。
使う単語は極めて簡単。
でも、一つの文に複数個の中学英文法が入っている。
英文和訳させると難なく答えるだろうが、その逆をさせてみるとボロボロ…
これが現実だろう。
英検2級合格者や高校生であっても、正答率はさほど変わらない。
これもおそらく現実。
松江塾の子達はこの和文英訳を解く時間をとても楽しみにしていて、10分くらいの静寂の中であれこれと考えながら文を作る。
そして解説。
まず日本語を読み解く。
そしてその中で使うべき文法単元に着目していく。
だいたいこの段階で声が上がる。
自分が気づけなかったところに気づくからだ。
この時の空気感は、図形の証明解説の時に似てると思うんだ。
「ほら、だからここの角とここの角は等しいでしょ」
「あー!」
という、あの感覚。
松江塾の英語、つまり納豆英文法を通過していない子達はこの感覚を知らない。
英語はずーっとフワッとした理解。
ただ、英単語の意味を増やし、あとは脳内で日本語補正して文を組み立てる。
だから意味は分かる。
でも、その解像度はずーっとブラウン管テレビの映像のように微妙にボヤッとしてる。
納豆英文法を学んだ形はデジタル放送の4K画像の解像度になる。
同じようにテレビから視覚情報は得られるが
少しボヤッ
と
細部までシャッキリ
この違いは本当に大きいはずなんだ。
一体、何が違う?
なぜ中1の秋、英語を学び始めて半年ちょいで
① 私は彼が数学よりも英語がすきだということを知っていた。
② あなたはいつ私を幸せにするのですか。
③ 私は彼と友達になるために彼がどこに住んでいるのかを知りたい。
この和文英訳を楽しんで解けるようになるんだ?
僕は題名にも書いたように「核」だと思う。
英文の核
これを知るか知らないか。
それが電気屋に行って
「これください」
と言ってブラウン管テレビを自宅に持ち帰るか、4Kテレビを自宅に持ち帰るかの違いを生むんだ。
家に帰り、そのテレビをつけてしまえば、
もう数年間はずっとそのテレビで映像を見ることになる。
この違いは本当に大きいんだよ。
今、僕の授業を受けてくれている学校の先生や塾の先生が何人かいる。
その先生達の生徒は、そのクッキリシャッキリしたクリアな映像でテレビが見えているはず。
納豆英文法、もっと広まると良い。