合格報告の子達のスコアを見ていると
この授業とこの毎日課題とこの単語だけでここまで取れるんだ
という思いになる。
だが、同時に思う。
この級に受かるためだけなら、ここまでスモールステップにして長い時間と労力をかけずともいいのではないか、と。
僕は英検否定論者のように感じる人も多いだろうが、そうではない。
合格
をゴールにした逆算勉強が気に食わないだけだ。
あくまでもイメージだが、テレビ番組の「SASUKE」をご存知か?
あの中にあるアトラクションの「そりたつ壁」
今、英検合格に向けて頑張っている子達を見ていると、まさにあれに思えてくる。
ギリギリ手を伸ばし、マックスのジャンプをこのタイミング!という瞬間に発揮して片手が届く感じ。
だから3級受かった後に、準2級ってなると「うへー」ってなる。
子供自身も、ギリギリで3級に受かったことを自覚してるから。
そして、合格できるだけの英語力に自信も根拠も感じられないから。
5級や4級なら知ってる単語による連想クイズ的なやり方で合格もできる。
でも3級、準2級と進んでいくと、さすがにそれも厳しくなっていくからね。
特にやばいのが「3級」の合格後だ。
題名に書いたように、親としては3級受かった!よし!次は準2級だ!と当然思う。
しかし、子供の意欲がこの段階で急速にダウン!
これ、あるあるなのよ。
理由は簡単だよ。
リスニングや選択問題連想クイズでは限界があるからだ。
準2級以上、特に2級からは本当に内容が高度になる。
日本語に変換しても難しいのよ。
専門性が高い文章にもなるしね。
やはり「土台」をガチガチに積み上げていくこと
特に初学段階で。
子供の英語力の「本当に必要な理解」は、僕らが考えているよりもずっと手前にあるからね。
それくらい、日本語の「思いや感情はこうやって言葉に乗せて表現する」という感覚は英語と違うからさ。