あっという間の一年だった。
父が眠る蓮馨寺は松江塾と目の鼻の先。
たからかもしれないが、ちょっと近所を歩くとき
ふと父を意識する。
父が蓮馨寺を眠る先と決めたのは僕が小学生の頃だったと思う。
一緒に住職に挨拶に行った記憶があるから。
まさかあの時には僕がすぐ近所で塾をやるなんて想像もつかなかっただろうに。
すぐ近くだからといって守られてるとか、そんなファンタジックなことを言うつもりもないし感じることもないが
さすがに一周忌
本堂の中で読経を聞いていると感じることも多かったかな。