松江おぷちゃがスタートして2週間ちょい。
今の時点でその人数は1334名。
松江塾保護者同士の横の繋がりがあったほうが良いと考え、各学年グループにどんどん声がけをしてきた。
松江塾保護者の人数、両親どちらもと考えると1300人は超えるが、おそらくどちらも入っているというケースは多くないはず。
と考えると500名くらいは外部の人達だろうか。
塾長相談室から移動して来た人たちもそれなりにいるはずだしね。
さてさてそんな松江おぷちゃが本格稼働して、たった数日で大きな変化が起きた。
横幕先生の加入である。
これまでも川越BASEにアドバイザーとして参加してもらっていたが、この度正式に松江塾専属として合流。
僕やAKR、天使と同じように「松江塾の先生」となったわけだ。
だから松江おぷちゃにも横幕先生を頼って多くの人たちが質問をするようになった
そこで僕の感じたことを書くよ
題名にも書いたこと。
高校生ね
伸びないのよ。
普通は、ほとんどの高校生たちが伸びないんだよ。
高校生やその保護者の考える「行きたい大学」って、どこ?
東大?
京大?
早慶?
そのあたりって、全高校生、つまり大学なんてちっとも考えていない子達も合わせると上位数%くらい。
僕の肌感覚だけど、そのたった数%
具体的に5%くらいだとしようかな。
そこを希望する子や保護者って20%くらいはいそうな感じだろうか。
つまり、ほとんど落ちる。
MARCHはどうか。
これだと上位10%くらいになるかな。
せめてここくらい!と考える人は50%くらいいるのかな。
つまり、これまたほとんど落ちる。
せめて日東駒専…は、ほぼ全ての子や親が思うのでは?
でも、日東駒専って大学受験偏差値で50を超えてるわけで
全体だと上位25%だからね。
まあ、つまり大学受験は
思ってるよりも大変ってことなのよ。
だからこそ出てくるこの疑問や質問。
松江おぷちゃでも多いよ?
「何をやれば受かりますか?」
という質問ね。
まあ、多いよね。
そりゃそうだよね。
参考書や問題集は本屋に行けばそれこそ本棚を埋め尽くすように置いてあるし
でも全てをやる時間なんて到底ないし。
だからこそ欲しくなるアドバイス。
そりゃね、プロは知ってるさ
的確なアドバイスだって可能さ。
この時期にこれをやれば良いですよ
この時までにこれをやっていけばこのレベルになりますよ
って、それはそれは的確なアドバイスは可能よ。
でもね
ここで大きな「齟齬」が生じるんだ。
齟齬(そご)ってのは、ズレってことね、
何やればいいですか?って質問に対して的確なアドバイスをしてるのに
齟齬、つまりズレが生じるってどういうことか。
かんじん要の生徒本人に、それを「やる」力がないってこと。
やれない、のよ。
ほとんどの高校生って
その的確なアドバイスをやりこなすだけの勉強体力がないのよ。
これは本当にそうで、いくら的確なアドバイスを受けてもね、
それを「やる」ってことができない。
この時期までにこの教材をこのやり方で3回転
ってアドバイを受けても、90%の子が1回転目の半分で挫折。
ほぼこんなイメージなのよ。
僕は思う。
我が子の将来に期待と不安を抱き、その「親」がプロにアドバイスを求める。
この時点で、その親の数%しか期待と不安を持っていない「生徒本人」の姿が浮き彫りになる。
親は自分自身がアドバイス通りの勉強をするわけじゃないから
その情熱の大半を的確なアドバイス探しに使える。
だから模索もするし、迷走もする。
そして散々聞いたそのアドバイスを、自分の数%しか不安のない我が子に差し出す。
「これをこの時期までにこの理解度で3回転!」
と。
そして、やらない我が子
そして、やれない我が子
その姿に落胆。
見ていて思うよ
ほとんどの高校生に、そのアドバイス通りに勉強をやり抜ける勉強体力がないんだよ。
だから僕は高校生の親の疑問とか質問をかなり軽い気持ちでスルーする。
意味がないんだよ
どうせほとんどの子がやり抜けないから。
親の期通りになんていかないんだ。
そこじゃない。
本当に大事なのはそこじゃないんだ。
そのアドバイスを的確にやり切るだけの勉強体力
それは
小学生
中学生
この時期に作り上げないといけないんだ。
勉強体力って何だ?
もちろん「やり切る力」である。
自らの意思で勉強に取り組み、そしてやり抜く。
こういう力を持って初めてやり抜けるアドバイス。
この流れを松江塾は大事にしたい。
そう強く思う。