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【国語の読解】エルと一緒なら嫌がらずに読んで、解く低学年の子達

 

昨日の小2

 

エルの物語は国語の文章題と算数の文章題を融合させた。

 

前半はガチの国語の文章読解に。

 

ここ最近の三語短文の語句を用いて、ね。

 

ちょっと出だしの部分を特別にお見せしよう。

 

 

エルは雲ひとつない秋ばれの下、徒歩で神社にきました。仲間といっしょに。竹やぶの間の細い道を利用してくると思ったよりも時間はかからなかった。

なぜ神社に来たのか。その理由は・・・とらえられた女神様をたすけるためだ。

仲間のひとり、アユムがエルに聞いた。

「どうしてあそこをとおったの?」と。

エルがすぐに聞きなおした。

「あそこってどこ?」

するとアユムは答えた。

「(              )だよ。」と。

エルは左右に視線をやってから答えた。

「近道だし、ほかの道を通るとのろいがあるからさ」と。

気がつくと、神社に強風がふいていた。仲間のべつのひとり、マナが泣き顔になりながらエルに言った。

 

 

小2にしては、なかなかに読み応えがある語彙が散りばめられている。

 

しかし、誰も顔を上げない。

 

読めるから

 

想像できるから

 

 

 

その文字の世界の中に、いつもの「エル」がいるから。

 

 

 

昨日の文章題後半の解答は

 

 

 

「エルが現金といういつもは使わない表現をしたから。」

 

であった。

 

 

誤答として

 

「荷物の中に現金が入っていたから。」

 

 

というのがあるだろうが、これも読み返せば分かるはずなんだ。

 

 

エルがそこにいて、エルと一緒に読み進めているからね。

 

 

 

そうやって、文字で紡がれた世界の中に没入する経験

 

 

そこで想像し、思考する経験

 

 

これこそ、低学年のうちに育てておきたい力だと思うんだ。