答えはシンプルだ
脳みそが育たないから
である。
人は言葉を一つ知ると
その言葉が表すものや状況、感情を知ることになる。
例えば「寂しい」という言葉を知らなければ
その得体の知れない気持ちを自覚することすらない
自覚しないのなら思考もしないのは当然だ。
そして
どう言う状況になると寂しいという気持ちになるのか
その周辺知識もその言葉を中心にして増えていく。
例えば今日は「こめかみ」というワードをお題として出した。
小1ね。
当然、知らない子だって多いだろう。
「こめかみってなに？」
そう親に聞く。
「あー、知らないだろうな」
「え？うそ！知らないの？」
親の気持ちはいろいろだろう。
そこで教える。
その時に、目の横を指さして「ここがこめかみだよ」とだけ言う人は少ないはず。
「顔のさ、目があるじゃん？」
「うん」
「その目の横の部分」
「ここ？」
「そうそう、そこがこめかみ」
「へー」
「じゃあさ、ここなんて言うか知ってる？」
「ここ？鼻の下の凹んだところ？」
「そう。」
「知らなーい。なんて言うの？」
「そこはね、人中っていうんだよ。」
「じんちゅう？」
「そうそう。漢字でどう書くか分かる？」
「漢字があるの？」
「そりゃあるよ。あのね「人」の「中」って書くんだよ。人の顔の真ん中だからかなー」
「人の顔の真ん中って鼻じゃない？」
「たしかに！」
ほらね？
一つ言葉を増やす時って、会話のキャッチボールが生まれるんだよ。
その言葉をどう使うのか
いろいろ言葉を尽くして言葉を増やす
賢くなるでしょ？絶対に。
