ふむ
恭子内親王
だとさ。
決して歴史の教科書には出てこない人だろう。
でも、この人は確実にこの世界に存在していたんだ。
14歳という若さで亡くなった人。
そうか
今、僕が毎日会っているあの子達と同じ歳で亡くなったわけか。
何を喋り
何を食べ
何に笑い
何を考え
何を悩み
誰に恋をして
どんな未来を想像して
朝起きて
ご飯を食べて
着替えて
歩き
座り
喋り
何かを見て
14歳か
歴史って、教科書の上だと単なる文字だ。
でも
その向こうには
確かにその人物は存在していて
もしその時代その場所に行けたら
なんならこの手で触れることもできるし
話すことだって可能なんだ
だって、実在していたわけだから。
そんなふうに考えると
なんかいろいろ面白いし、不思議な気持ちになるよね