今日の中学生三語短文は
鬼籍
往年
昭和
この三つ。
すでに書く文章を指定しているような三語が並ぶ。
さて
鬼籍
という言葉
知らない人の方が多いのではないか?
というか、中学生にとって必要な語彙でもない。
しかし今日はあえてこれにした。
理由は
「語源」を知ることの重要性を知ってもらいたいからだ。
さて鬼籍とは
通常は「鬼籍に入(い)る」
と使う。
意味は「死ぬ」ということである。
日本語には「死ぬ」ことを表す言葉がやたらとたくさんある。
その中でも「鬼籍に入る」なんて、かなりマニアックなほうだろう。
だからこの言葉、語源に迫ることをしなければ確実に数日で忘れる。
でもね
鬼って、まず思いつくのが「地獄」だよね。
鬼滅の刃っていう子も多いだろうけど
それでもすぐに「死」「地獄」っていうイメージはあると思う。
そして、地獄の鬼の親玉は?
親玉っていうのはリーダーってことね。
それは
閻魔様(えんまさま)だよね。
そして、「籍」ってなんだ?
入籍
戸籍
籍を入れる
国籍
こんな言葉で使うよね。
すべて自分の情報が紙に書き込まれたものってイメージ持てるかな?
ほら
見えてきたね
つまり
人は死ぬと閻魔様のところに行って、閻魔帳に名前を書かれて、そこから天国行きか地獄行きかが決まるってストーリー。
知ってるよね?
鬼籍
鬼が自分の名前を籍に入れる
それって、死ぬ時のことだよね?
ほら
こうして語源を知ると、「へー!」ってなるし
忘れにくくなるよね。
「てか、どうしてこの言葉がこの意味なんだろうね」
こんな言葉から始まる家族の会話。
あれこれ推測してからスマホですぐに調べられるよね。
たくさんの「へー」があるといいね。