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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

⭕️「○○ゆえに」という表現

 

昨日の小5国語、某私立中学の入試問題を美味しくいただく授業だった?

 

ここ最近、ずっと同じ文章に取り組んでいるのだが

 

なかなかに内容が大きい。

 

個々の能力

 

というものに対する自己認識の違いから

 

強気

 

勝気

 

という性格の違いや、それがもたらす結果などについて考察する文章である。

 

 

国語の文章題が小中学生達に嫌われる最大の理由が

 

こういった、普段の会話や思考の中に出てこない重い内容を突きつけられること

 

である。

 

 

要は、内容的に「寝耳に水」なのである。

 

 

僕は大人は、これまでの人生の経験や学びの中で

 

「ああ、これね」

 

なんて感じで、ある程度見聞きしたことがある事象や事柄であることが多いが

 

生徒達にとっては

 

「ナニソレーハジメテキイタシー」

 

の内容。

 

 

そうだな

 

僕らで言えば

 

ゴリゴリの文系人生を歩んできた人の前に

 

 

「時間依存シュレディンガー方程式による水素原子電子衝突励起断面積の…」

 

なんて文章が突きつけられるようなもの。

 

そりゃね

 

苦手にもなるわさ

 

 

語彙が…とか

 

漢字が…とか

 

 

そういう次元じゃないのよね

 

 

 

むあ、流石にここまでのかっ飛んで乖離した内容が出ることはないんだけど

 

でも、小5にとって

 

 

「各々の能力への自己認識における強気や勝気とは何か」

 

なんていうのは、似たレベルの感覚なんだよね。

 

 

普段、頭にないんだから。

 

 

だから、そういうことを丁寧に「思考の種」として植えていかないといけない。

 

そう考えると、国語という科目の重要性が分かるよね。

 

 

中学受験をするメリットは、ここにあるんじゃないか?とすら思うよね。

 

 

思考を大人にするための「種」がたくさん増えるってこと。

 

さて、題名とはちっとも関係のない方向に話が進んでいる。

 

 

今回の文章で、その内容の重さゆえに美味しくいただく中でスルーしてしまった言葉

 

それが今も書いた「○○ゆえに」という言い回しだ。

 

これ

 

小学生の生活用語じゃないよね?

 

 

一体どれだけの子が理解できているのか…

 

 

今度の授業で忘れずに触れておかないとな。