さて、次は「文節同士」の関係ね
でも今回のシリーズはあくまでも「修飾語」に焦点を当てるから、
主語・熟語の関係
並立の関係
独立の関係
補助の関係
などには触れないよ。
今回は「修飾・被修飾の関係」のみね。
さて、ここまでの理解がしっかりできていれば
もはやこのみんなが苦手とする「修飾・被修飾」も一撃ね。
乗り越える要素は「被」の1文字の理解だけだから。
「被」ってなんだ?
一体どんな意味なんだ?
ということで、この漢字を使った熟語を並べてみよう。
被害・・・損害や危害を受けること
被告・・・裁判で訴えられたほうの呼び名
被災・・・災害を受けること
これでどうだろう。
この「被」という漢字には「○○される」「受ける」っていう意味があるのが分かったかな?
つまり「被修飾」っていうのは
「修飾される」っていう意味があるの、わかるかな?
だから
「修飾・被修飾」っていうのは
「修飾する・修飾される」ってことね。
だから
美味しい 納豆
という、この繋げてスッキリする二つの文節の繋がりは
「美味しい」が「納豆」に繋がってる。
つまり
「美味しい」が修飾してるほうで
「納豆」が修飾されてるほうってことなのよ。
分かる?
このスッキリ感が成り立ってる二つの文節の関係を
「修飾・被修飾の関係」
って呼ぶのさ
分かった?