いよいよ最終回の一つ前。
連用修飾語と連体修飾語だ。
さて
正直、ここまで生き残っている子達は多くないだろう。
もしラッキーにもこの記事に辿りついた人は、ぜひ5個前の記事から読んでもらいたい。
さて、ここまでスルスルと頭に修飾語が入ってきた人は
「修飾語」というものがどんなものか分かっているはずだ。
「後ろに続くどれかの語句につなげて読んでスッキリ!する、述語と主語以外の語!」
ということよね。
つまり、
私の 母は 昨日 一生懸命に 美味しい 納豆を 食べた。
という文、まず復習として「述語」と「主語」を抜き出してみようか。
述語は一番最後。
だから「食べた」だよね。
あー、今の段階では連文節の述部とかは無視ね
で、次は主語探し。
へー、食べたんだ・・・誰が? → 母は
だね
これで述語と主語の抜き出し完了。
それ以外が修飾語。
私の 母は 昨日 一生懸命に 美味しい 納豆を 食べた。
これらが全部修飾語。
そしたらね、その修飾語が他のどの語につなげるとスッキリするか考えてみようか。
私の → 母
昨日 → 食べた
一生懸命 → 食べた
美味しい → 納豆
納豆を → 食べた
どうかな?
全部スッキリしたよね?
もし間違えるとモヤっとするよ
一生懸命に → 美味しい
ほら、モヤっとするでしょ?
こうやって、繋げる語が決まったら、ここから一気にいくよ。
「連用」ってなんやねん!!!!
という核心部分ね。
連用っていうのは「用」言に「連」なる(ようげんにつらなる)っていう意味ね。
用言って?
って思うよね。
用言っていうのはね
ある言葉達をまとめて呼ぶ「グループ名」のようなものね。
例えば「りんご」「みかん」「ぶどう」などをまとめて「果物」って呼ぶような感じ。
じゃあ、どういう言葉をまとめて「用言」って呼ぶのか。
それはね
歩く・食べる・走る・飛ぶ・・・動作を表す言葉
悲しい・美味しい・さわやかだ・・・様子を表す言葉
これらをまとめて「用言」と呼ぶんだ。
もう少し文法用語についてこれる人は「動詞・形容詞・形容動詞」でもいいからね。
その「用言」に「連なる」ってこと
「連なる」っていうのは、「繋がる」ってことね。
つまり
連用修飾語っていうのは
動作や様子を表す語につながる修飾語
ってこと。
さっきの例文で言うと・・・
私の → 母
昨日 → 食べた
一生懸命 → 食べた
美味しい → 納豆
納豆を → 食べた
私の
昨日
一生懸命
美味しい
納豆を
この5つが修飾語なんだけど、それぞれが繋がっている言葉を見てね。
その中で「動作」「様子」を表す語に繋がっているのはどれだろう
私の
昨日 → 食べた
一生懸命 → 食べた
美味しい
納豆を → 食べた
この3つだよね
だから、この3つが連用修飾語って判断できるよね。
「動作」「様子」に繋がってスッキリするのが連用修飾語だからね!
じゃあ、他の二つは何?ってことになる。
そこで最後の最後、「連体修飾語」について書くよ
あと少しだから頑張って!
連体修飾語っていうのは
「体」言に「連」なる(たいげんにつらなる)修飾語ってことね。
さあ、用言に似た言葉が出てきたね。
体言っていうのは「物などの名前を表す語」のことね。
納豆
机
車
こういうのが「体言」ってわけ。
文法用語に耐えられる人は「名詞」ってことね。
つまり
連体修飾語っていうのは
「物などの名前を表す語」に連なる、つまりつなげてスッキリする修飾語ってこと。
だからさっきの例だと
私の → 母
昨日
一生懸命
美味しい → 納豆
納豆を
この2つが連体修飾語ってこと
どうかな
ここで躓く人たちは、
一生懸命その目の前の「修飾語」を見つめて
連用かな?連体かな?
って迷うんだけど、そうじゃないってことよね
その修飾語が繋がっていく先の語句を見て判断!
ってことね。
さーて
修飾語の土台、どうかな?
完成したっぽいかな?
そしたら自分で文法の練習問題を解いてみようか。
きっと世界が変わってるはずだから。