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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

妊婦時代、つわりの重かった我が天使な奥様の大号泣事件

 

 

 

 

今日も朝からペチャクチャおしゃべり。

 

そこに「今日フットサル行くから軽くご飯作ってー」と、

 

どんだけイケメンのつもりなんだ?この勘違い野郎がっ!!

 

と激ツッコミ入れたくなる感じでゲラお登場!

 

パパっとチャーハンを作ってくれて、3人で食べながらペチャクチャ。

 

ちょうどテレビで妊婦が安心して食べられる焼き寿司?なるものをやっていて、そこから天使の妊娠時代の話になったんだ。

 

 

いろいろ話したけど、やはり「あの大号泣事件」は秀逸。

 

 

我が天使な奥様は、おそらくね

 

ツワリ重い偏差値80

 

だったと思うんだよ。

 

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朝から寝る寸前までほぼトイレ。

 

ずーっと吐きっぱなし。

 

 

横になっても顔の横にタオル敷いてないとダメレベル。

 

食べられるものも超限られていて

 

納豆とペヤングソース焼きそばくらい。

 

そんな奥様がある日、ほんの少しだけ楽ってことで、僕にお買い物のリクエストをしてくれたんだけど。

 

 

「チョコパイ食べたい…」

 

と。

 

久しぶりに甘いものが食べたかったんだろう。

 

僕はもちろん、スーパーへダッシュ!!

 

ほんの少しでも笑顔になってもらいたい!

 

という一心でダッシュ

 

 

まだあの時僕は26歳だったから、

 

それはそれは軽やかなダッシュ

 

そして全く息も乱れることなくスーパーに到着し、お菓子コーナへ。

 

 

よし!天使を笑顔にするぞ!

 

 

と鼻息荒くチョココーナーに。

 

 

天使を笑顔に!

 

天使を笑顔に!!

 

天使を笑顔に!!!

 

 

頭の中にあるのはそれだけ。

 

 

何日振りに天使の笑顔を見れるだろう。

 

 

レジに向かい会計をし、

 

 

そしてまたダッシュ!!

 

 

天使を笑顔に!

 

天使を笑顔に!!

 

天使を笑顔に!!!

 

当時はまだれじぶくろの時代。

 

 

僕はレジ袋の口を握りしめて

 

とにかく天使の待つアパートを目掛けて走った。

 

 

当時の家は、賃貸アパートの二棟ある一番奥の奥の一階。

 

一気にドアの前まで走り、鍵を開け

 

 

天使の待つ寝室へ。

 

 

流石に少し息は乱れていたはずだ。

 

 

背中を向けて横になっている天使に

 

「ただいま!買ってきたよ!」

 

そう言ってビニール袋を差し出した。

 

 

すると天使はゆっくりと体をこちらにむけ、

 

ゆるゆると上半身を起こし

 

 

少しだけ笑顔で

 

「走ってきてくれたんだ。ありがとう…」

 

そう言って袋を受け取り、中を見た。

 

 

そして、世の中のすべての時間が

 

 

止まったんだ…

 

 

 

 

え……

 

 

 

僕はその瞬間が一瞬理解できなかった。

 

 

予想していたものと全く違うその瞬間の訪れ。

 

 

 

なんで…

 

 

時間が止まる…?

 

 

 

え?え?

 

 

と思った瞬間

 

 

 

天使の口からこの言葉が飛び出したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ、パイのみじゃん…!!!チョコパイじゃないじゃーーーん!」

 

 

 

 

ベッドに倒れ込み、号泣する天使

 

 

 

 

違う

 

 

 

僕が見たかったのは泣き顔じゃないんだ!!

 

 

笑顔だったんだ!

 

 

 

なぜ、こんなことに!

 

 

 

一体僕はなんという過ちを犯してしまったんだぁぁぉぁ

 

 

でも、後悔してももう遅い。

 

 

 

天使が食べたかったのは「チョコパイ」

 

 

僕が買ってきたのは「パイのみ」

 

 

 

 

重いつわりを経験した人なら分かるはず。

 

 

 

あの時、口が受け付けてくれる食べ物は

 

 

本当に限られるんだ。

 

 

そして、ほんの少しでも違うと

 

 

それはもう、全く口が受け入れてくれないんだ。

 

 

 

そんなこと、当然分かっていたはずなのに…

 

 

 

 

 

おーいおいおい!おーいおいおい!!…

 

泣きじゃくる天使

 

 

 

 

 

 

今になってしまえば笑い話だが

 

 

今だにこの話は盛り上がる。

 

 

 

それを、当時その時にお腹に入っていたゲラおの前でするのが

 

 

僕ら夫婦の楽しみの一つ♫