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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

あれ?この子達、全く単語が読めない?〜納豆英文法誕生の日〜

 

壮大な題名だが、実はそんなに大したことでもない。

 

もう何年も何十年も前だ。

 

もう誰だったかも忘れてしまったが

 

英語の授業の時に

 

ある生徒に単語を読むよう言ってあてたんだ。

 

そしたらフリーズ。

 

え?

 

この単語が読めないって、嘘でしょ?

 

そう思った僕は、

 

その単語の最初の2文字をホワイトボードに書き、

 

それが

 

 

be

 

「これはローマ字だから、これなら読めるよね?」

 

そう言うとその生徒はある不思議な動作をしたんだ。

 

それが

 

指を折りながら何かを頭の中で数える

 

という動作。

 

 

そして、「べ」

 

 

と答えたんだ。

 

 

まあ、答えは「べ」だったんだけど、

 

僕はその指折り数えるその動作が気になった。

 

だからその子に聞いた

 

「今、何を数えたの?」

 

 

と。

 

 

するとその生徒は言葉を濁し、答えなかったんだよね。

 

その当時の松江塾は、週に2回だけの授業。

 

英語も週に2コマだけ。

 

まあ、それじゃあ伸びも鈍いわけなんだけど

 

やがてそんなこともすっかりと忘れていった。

 

説明して、テキストの問題解いて解説。

 

当時の僕にできる、当時はそれが「最高」だと思う授業をしていく日々。

 

 

 

で、この日から少し「単語の読み」から

 

その文字の組み合わせの読み、つまりフォニックスについて気になり始め、

 

ちょっと英語が苦手だなっていう子達に同じ質問をしていくようになったんだ。

 

すると、

 

やはりここでまた「指折り数えてから」読む子が数人…

 

 

そこで僕はある仮説を立てた。

 

この子達は

 

 

母音の文字を形

 

「a i u e o」

 

という並び順をビジュアル的に覚えていて、

 

それに「ア イ ウ エ オ」と読みを当てはめているんじゃないか?と。

 

それをさらに

 

「ba bi bu be bo」にも当てはめ、ビジュアル的に覚えているんじゃなかろうか、と。

 

だとしたら、膨大な暗記量だ。

 

 

さらに僕はこんなこともしてみた。

 

 

例えば

 

 

bike

 

 

という単語をホワイトボードに書き、

 

 

「これはバイクって読む単語ね。じゃあこの単語の最初の2文字だけならなんて読む?」

 

するとまた指折り数え、「ビ」と答える。

 

 

 

こういう子達が当時、何人もいたんだ。

 

 

つまり

 

 

文字に読み方が乗ってない。

 

 

読めてないってこと。

 

 

 

 

ここから僕は単語とおさらばしたんだ。

 

 

 

いや、

 

 

違うな

 

 

 

学ぶ順番を大きく変えたんだ。