保護者の方々
我々の子供は、いま人生で初めての壁に向かって頑張っています。
見たこともない壁です。
まだ視界にすら入っていない壁です。
その想像でしか見ることのできない壁に向かって、
脇目も降らず全速力で走っているのです。
我々はそんな我が子らを見ていることしかできません。
他に何もできることがないのです。
であるならば
我々は自分たちのできることを精一杯頑張るしかありません。
我々の子供達の精一杯に負けないくらい全力で。
一体、何をすればいいのでしょうか。
先ほども言いましたね。
我々は、全力で我が子を「見る」べきなんです。
その顔を
その目を
その身体を
その後ろ姿を
どうぞこの貴重な貴重な受験本番直前の姿を
目に焼き付けてください。
受験の結果は「オマケ」です。
これまでの子育ての本当のご褒美は、まさに今、「必死で頑張っている我が子の姿」そのものではないでしょうか。
あんなに小さかった我が子が
よくもまあ
こんなに逞しくなったものですね。
入試本番、当日の朝
その後ろ姿を見送るまで
少しでも多く見てあげてください。