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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

ゲラおの浦和高校受験記①

合格発表の日

 

僕ら夫婦は車にゲラおを乗せ、

 

北浦和を目指した。

 

出願の日も入試当日も

 

同じように僕らは車でゲラおを北浦和まで連れて行った。

 

この行動、実はあまりおススメできない。

 

万が一のことがあった時

 

公共の交通機関を利用していないと

 

救済されないから。

 

でも、そこは各家庭の判断。

 

真島家は

 

夫婦で子供をサポートしたい

 

それが当たり前

 

ずっとそれでやってきたから!

 

という信念で、万が一のことがあっても歩いて行っても間に合う!

 

そういう計画を立て、その通りに実行したのだ。

 

 

 

 

さて

 

そうは言っても中3男子だ。

 

親と一緒に歩いていくのは嫌がる。

 

そんなことは百も承知。

 

だから

 

北浦和の西口にあるパーキングに車を停め、

 

「先に行きなー。うちらはゆっくり行くから」

 

「うぃ」

 

そんな短い会話のやり取りをして

 

ゲラおはスタスタと歩いて行った。

 

 

 

 

 

分かるかな。

 

この時の僕の気持ち。

 

何事もなく北浦和に予定通り到着した時の気持ち。

 

まあ、入試当日とは比べ物にならないけどね

 

超安心感!

 

超達成感!

 

だったよね笑

 

 

 

 

 

車の中でのゲラおは

 

もう、ずーっとスマホゲームばかり

 

我が奥様は「そわそわ」しかしてない。

 

「大丈夫だよね?受かってるよね?」を連呼。

 

でもゲラおは自己採点の段階で

 

「440点くらいだから、まあ余裕だな。発表見に行く必要ある?」

 

とか、調子ぶっこいたことを言っていた。

 

だから当日も車の中では余裕丸出し。

 

 

 

 

 

 

スタスタ歩いていくゲラおの後ろ姿

 

口では余裕丸出しだったが

 

後ろ姿専門家の僕のからすれば笑

 

その背中には「緊張感」しか感じなかった。

 

 

 

 

 

それを奥様に言うと「えー!大丈夫かな~!!」と始まってしまうので言わずに歩き出した。

 

駅から高校までは、歩いて15分くらい。

 

 

一人で歩く子

 

友達と一緒の子

 

親と一緒の子

 

 

いろいろだったが、皆一様に無言。

 

 

足音だけが響く。

 

 

 

校門をくぐると

 

 

もうすでに制服中学生男子が溢れかえっていた。

 

 

それを後ろから見守る保護者の集団の

 

 

さらに後ろの方に僕らは陣取った。

 

 

 

僕はサラッと周りを見渡すと

 

 

 

浦和高校専門塾の一柳先生の姿も発見。

 

 

相変わらずヤ○ザみたいなジャージ姿

 

 

 

 

 

あとは

 

 

 

 

知り合いはいないようだ。

 

 

 

それもそのはず

 

 

 

川越から浦和高校を受験する子は

 

 

 

川越にある中学の数より少ないんだから。

 

 

 

もう、ゲラおの姿は見えない。

 

 

 

どこにいるのかも分からない。小さいし笑

 

 

 

どんどん増える中3男子

 

 

 

友達の姿を見つけ、声をかける子達がいれば

 

 

じっと「その時」を待つ子もいる。

 

 

 

「その時」

 

 

 

「その時」

 

 

 

 

ここにいる誰もが

 

 

 

「その時」だけを待つ。

 

 

 

 

塾の先生になって、数え切れないくらい体験してきた「その時」

 

 

 

我が子の「その時」は

 

 

 

 

これほどまでに重いのか。

 

 

 

僕も問題とゲラおの解答を確認し

 

 

「間違いなく受かる」

 

 

と確信していたものの、

 

 

やはり

 

 

 

「その時」

 

 

 

の重みは感じたよね。

 

 

 

 

ああ

 

 

 

 

「その時」

 

 

 

 

秒単位で時計を確認する。

 

 

 

 

 

あと2分なんだから

 

 

 

 

時計なんて数秒おきに確認しなくてもいいのに。

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

「その時」

 

 

 

 

は来た。

 

 

 

 

張り出される大きな板

 

 

そこに貼られた模造紙には

 

 

遠くからでは少し見にくい小さな数字が並ぶ

 

 

 

ゲラおの番号は頭に入っている。

 

 

それを探そうとするが

 

 

 

さすがに遠すぎて見えない。

 

 

 

続く