多分、こういうことなんだろう。
探究学習のコンセプトは悪くない。
でもあれ、国語の読解テクニックなんかと同じで
前提となる基礎知識がすでにあるってことを想定してるんだよね。
国語なら、語彙力が十分あって、文を読めてる子達にのみ効果があるってこと。
知識があって、ただその知識を聞かれたところだけ答えるのではダメよね。
ちゃんと深く思考しないとね
ってことで考えだされた教育システム。
でも、おそらくその段階で教室の中にいる9割の子達は基礎知識がない。
そういう探究学習を通じて基礎知識をフワッと手にできるのはおそらく2割くらい。
だから結果的に7割の子達は何も思考せず、知識も得られず
ただセレモニーとして探究学習と言われている「学びごっこ」をやっているだけ。
きっと何も得ない子達の半数以上は「真面目に授業に取り組む層」なはずだし。
小学校の英語授業と同じで、真面目に言われた通りのことをやっているのに何のプラスもない状態
が野放しになってるんだろう。
これ、現場の先生達も懐疑的なはずよ?
でも上で決められたやり方だし、一応のコンセプトの効果も理解はできてるはずだから一生懸命に授業を整えようとはしてるんだろうし。
ふぅ…