埼玉の受験だ。
だが特に送り出しの言葉もない。
姿も見せない。
これまで目と耳にタコができるくらい見せてきたし、伝えてきたから。
そして何と言ってもな単なる通過点だ。
給水ポイントで熱い言葉など不要なのだ。
もうすでに受験の終わった都道府県の子達も同様だ。
目指すは大学受験。
もちろんその大学受験だって同じ。
みんなそれぞれに受験は自分だけのものだから。
僕が考え、用意するのは「次に進む道の入り口」だ。
マリオカートの加速板みたいなものか?
それを松江っ子たちが通るであろう道にさっさと用意するだけである。