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【学校は楽しかった】助詞の言い間違い、欠落に意識を向けると我が子の国語力が劇的に改善する

 

 

言葉って、その起源にまで遡って考えてみるとさ

 

何かしらの物や事象、感情を相手に伝えるために誕生したものだよね。

 

食べられるキノコか、食べちゃダメなキノコか

 

とか

 

あっちに餌となる動物がいたのか、襲われる危険のある動物がいたのか

 

とか

 

最初はものすごく幅のあるざっくりとしたものからできたはずなんだ。

 

そしてそれがどんどん発達、つまり細かいものを表すように種類が増えていき

 

それは今もどんどん増えていってる。

 

中には廃れていき、使われなくなった言葉も多い。

 

それを僕らは今「古文」なんて呼んだりするし

 

最近の言葉であれば「死語」とも呼ぶよね。

 

 

 

 

生徒達

 

特に低学年の子達と授業前とかに話をしていると

 

基本的に彼らは何かを僕に伝えたがる。

 

その時に感じる「微妙なズレ」。

 

他愛もない内容が多いので、名詞や形容詞がズレることは多くないのだが、

 

たあいもない?たわいもない?

 

助詞

 

のズレはとても気になる。

 

例えば

 

「今日学校は楽しかったよ」

 

って、その子が言ったとしよう。

 

それを聞いて僕が

 

「学校「は」楽しかったってことは、他に楽しくないことがあったの?」

 

と書き直すと、キョトンとする

 

とか、そういう感じ。

 

おそらくだが、普段の会話で助詞を省略して喋ることが多いのだろう。

 

「今日、学校、楽しかった」

 

という会話の多用。

 

でもそれは自分でも先生に対する言葉遣いとして適切ではないと思うのだろう

 

だから少しだけ言葉のレベルを上げる、つまり助詞を入れることによって、「少し固い文」を捻り出す。

 

固い?硬い?堅い?

 

だから「今日学校は楽しかったよ!」

 

となったのだろう。

 

僕ら大人は、こういう時にその情報の手前にある「言葉」にしっかりと意識を向け、

 

そこを言語化してあげる必要がある。

 

子供の話を聞かないことが、いかに子供の語彙レベルを引き上げないか

 

よーく分かるでしょ?

 

大人は当然、子供の言葉が足りなくても補正できる。

 

子「今日一緒に遊んだんだよ」

親「◯◯君と?」

子「うん、そう」

 

これではダメで

 

子「今日一緒に遊んだんだよ。」

親「誰と遊んだか言わないと分かんないよ😛」

子「◯◯君」

親「◯◯君と、でしょ。」

子「そう、◯◯君と遊んだよ」

親「へぇ、何をして遊んだの?」

 

 

こういう感じで。

 

 

普段、ほとんど意識することのない、

 

「助詞の欠落」

 

今日はそこを意識して子供の話を聞いてほしい。

 

まず最初に気づくのは

 

「子供は助詞を使わない」

 

ということだろう。

 

 

「今日学校楽しかった!」

 

助詞が欠落したことに気づいたら、そこですかさず

 

「学校を?学校に?学校が?学校は?」

 

と、聞く。

 

すると子供は自分が今言ったことに助詞を当てはめて考えて言う。

 

これは必ず言う。

 

なぜなら、子供は何かを伝えたい欲が強いから。

 

特に親には聞いて欲しがるから。

 

それを日常的にやっていくと、子供の国語力や会話力は格段に上がるよ。