1学期は国語の偏差値40台
しかし夏を終えてからいきなり覚醒し、
昨日の自己採点も90点!
思わずその理由を聞いたが
返ってきた答えが当たり前すぎた。
そのポイントは3つ。
①文章を最後まで読んでから解いた。
今までは棒線部や空欄が出てきた時点、つまり設問部分に出くわしたら問題を解いていた、と。
つまり映画なら、犯人が初登場した時点で「この人は結局どうやって逮捕されましたか?」という問いに答えようとしていたわけだ。
ふむ
そりゃ解けるはずがない。
「まず読む」
これは当たり前よね。
②読んでいる時に大事な部分に線を引いて、答えを探しやすくした。
これも①と直結する。
しっかり読めば、その文や段落の「核」となる部分はどうしたって見えてくる。
そこに線を引けるということは、それだけしっかりと読めたということだろう。
③過去問をたくさん解いた。
国語の文章題が苦手な子には「毎日一問解きなさい」という話をしている。
解くというよりも「読みなさい」と。
結局それが語彙を増やし、知識を増やす。
そうすれば初見文であっても「あー、こういう感じの文ね」となる。
以上3点。
極めて当たり前のことである。
この子、夏期講習の本文推測の時に印象的な変化を見せてくれたんだ。
最初の頃はほぼ白紙。
背もたれに寄りかかって、あっという間に推測を終えた。
つまり、
没入をしなかったわけだ。
それがいつしか前のめりになり、書き込む推測の量が増えた。
僕の推測披露の時もしっかり目で聞く姿勢。
その経験が「読む」ということへの渇望と慣れを作り上げたのだろう。
まずしっかり読む。
でもその前に
「読みたい」
という気持ちを生み出す経験をたくさんしないとね。