高3がいよいよ変わってきた。
表情や後ろ姿がね。
今年の高3は川高軍団がメインで、そこに栄東トップや所北、川南の子達がいる感じ。
みんなそれぞれに目標は違うが、
夏が近づいてくる空気が彼らの集中を一段階向上させているのだろう。
この時期になると、これまでに感じたことのない感覚が当然襲ってくることがある。
それが
「間に合わないかも」
という不安だ。
いろいろな問題を解くと、その問題の横にこんなふうに書いてある
(早稲田大学)
とかね。
これはつまり、その問題は早稲田の入試問題だったものですよ
ということを表しているわけで
仮に自分が早稲田を目指している場合には
どうしたって意識はそこに持っていかれるわけだ。
解けた場合はなぜか妙に嬉しく、
解けなかった場合は、「むむぅ」となる。
その「むむぅ」の時、高2の時は
「まあね、これは入試問題だから今の自分には解けなくても仕方ないか…」
で済まされたはずなのに、
高3になり、いろんなところで「共通テストまで残り○○○日」なんてものを目にするようになると
「むむぅ」
が突然語りかけてくる。
「え?いいの?解けなくて。早稲田受けるんでしょ?え?大丈夫なの?」
と…。
ジワリと手汗が出てきて、鼓動も一瞬高くなる。
英語の長文や古文などはもっと酷い。
一文に分からない単語が2個なんてあった日には
「マジか…」
と打ちのめされる。
この「間に合わないかも」の感覚は、これから日に日に強くなっていく。
後ろからものすごい勢いで追いかけられ、
その足音がどんどんと大きくなってくる感覚
さあ、いよいよだ。
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