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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

定期テスト順位の功罪

 

埼玉で個人塾をやって21年。

 

塾の先生という仕事をやって27年。

 

これまで、定期テストの順位というものは

 

分かって当たり前

 

という認識だった。

 

自分自身が中学生だった時も、当然のように校内順位は分かっていた。

 

当時は親から

 

「うちらの時代は廊下に張り出されたよ。トップからビリまで。」

 

なんて聞かされていたし、

 

ドラマやアニメでも、そうやって掲示されるシーンは多く目にしてきた。

 

中学生の北辰テストも

 

小学生の育伸テストも全国統一小学生テストも

 

高校生の進研模試河合塾模試も駿台模試

 

全てのテストは

 

得点

偏差値

順位

 

これらは全て明確な数字として出される。

 

だから

 

そう

 

順位が発表されることに、僕は何の疑問も持たずに生きてきたのだ!

 

 

しかーし

 

松江塾がオンライン化して、全国に50人を超える松江っ子が誕生して、

 

 

おや?

 

 

 

と思うことが出てきた。

 

 

 

それが…

 

 

 

定期テストの順位が出ない

 

 

ということである。

 

 

全く出ないわけじゃなく、

 

5点刻みとか、10点刻みとかの分布図は明示され、

 

大体の位置だけが分かるっていう状態なんだ。

 

 

 

だからイメージとしては

 

 

そうね

 

 

 

運動会の徒競走。

 

 

ピストルの音で一斉に走り出した子供達。

 

一生懸命に手を振ってゴールを目指して走る。

 

 

さあ、我が子は何番だ!!!

 

 

そう思いながら目で追っていくのだが、

 

 

なんと

 

 

ゴール付近には巨大なテントが設置されていて、

 

ゴールテープの位置もわからないようになっている!

 

 

つまり、子供達が走る最後の最後、巨大な箱に吸い込まれていくように見えるのだ。

 

 

そしてしばらくすると、子供達は3つのエリアに分かれて座る。

 

 

①速い子達

②普通くらいの速さの子達

③遅い子達

 

この3つのエリアに。

 

 

我が子の姿を探すと…、

 

 

いた!速い子達のエリアに座ってる!良かった!速い子達の仲間入りだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、さっきの競走の順位は?

 

 

 

 

 

 

もや…

 

 

もやもや…

 

 

 

 

一体何のためにこんなことをするのか。

 

 

 

 

おそらく、その地域の教育委員会が定めた方針なんだと思う。

 

 

 

東京都内には様々な市や区に松江っ子がいるが、大体みんな「大まかな得点区分」しか分からないからね。

 

 

名古屋もそうか…

 

 

いや、違うな

 

 

同じ名古屋でも明確に順位が分かる子と分からない子がいるね。

 

 

 

学校単位か?

 

 

となると、校長の判断?

 

 

 

 

山形は…分かる

 

神奈川は…分からない

 

群馬は…分かる

 

岐阜は…分かる

 

広島は…分かる

 

奈良は…分からない

 

んー、他の県の松江っ子達も、完全に分かるところと、先生に無理やり聞けばこっそり教えてくれたりと、

 

 

とにかくバラバラだね

 

 

 

で、ここからが本題だ。

 

 

 

定期テストにおいて、順位を明確にすることの功罪って何なのか。

 

 

 

まず前提をはっきりさせるね。

 

 

順位をつけるのと、それを公開することは違うからね。

 

 

今書いているのは、

 

公開はせず、本人だけが分かる形での順位

 

ってことね。

 

 

いろんな意見があるのは分かる。

 

 

定期テストは本人の理解度を自己確認させるものであって、優劣を認識させるものではない!

 

 

下位の順位がついたものは、要らぬ劣等感を与えるではないか!

 

 

誰が一番?誰がビリ?と、生徒間でまるで犯人探しのような空気が広がる!

 

 

とかね

 

 

しかし僕は思う。

 

 

テストという、結果が明確な数字として出るものは

 

本人が順位を知ることには「功」はあっても「罪」はない!と。

 

 

おそらく順位付け反対派の人は、

 

よくない順位の子が自信を失ったり、劣等感を持つことが良くないっ!!

 

って言ってるんだと思うけどさ、

 

 

そもそもその順位が分からなくても、多分点数低いよね?

 

その時点で自信、失ってない?

 

てか、

 

そうなることを覚悟してテスト前の時間を過ごしてるわけだよね?

 

自分以外が全員100点で、自分1人が99点。

 

99点だから一位か?二位か?って思って順位見たらビリ…

 

なんてことは、まあ、無いよね笑

 

 

だから、低い順位を取ってしまう子は、ある程度そうなることを分かった上でテストを受けてると思うんだよね。

 

だからそこに順位を分からせることで、それが原因で自信を失うことはないよね。

 

 

「頑張ったのに順位が低かったら傷つくじゃないか!」

 

というのも、それは順位判明が論点なんじゃなくて、頑張りの方法や方向を直すことに頭を持っていくべきことだよね?

 

 

「無用な競争心を煽るではないか!」

 

 

これも極端な話、共産国家に行けば問題解決だよね。

 

ここ、日本だからね。

 

アメリカや韓国、中国ほどではないけど、生きていく上で競争は避けられないよね。

 

生きていくために必要な知識や努力を学ぶのが学校。

 

生きていくために必要なことを学ぶのが学校。

 

 

であれば、

 

 

競走の結果、順位はつき、

 

それによってパスできることと、できないことが機械的に決まる、

 

という社会の当たり前を学校時代に学ぶことは大事なんじゃない?

 

 

と、僕は思う。

 

 

よ。