僕は自己採点結果を聞くと
「あること」
に着目する。
その子が今後伸びていくのか、伸びないのか
それが分かるポイントがあるからだ。
保護者の方もそこに着目してみるといいだろう。
「自己採点と本当の点」
この点数差だ。
本当は60点なのに、72点と報告する。
これについて問うと
「自分の答えを忘れた」
「記述で採点が甘かった」
と答えることが多いだろうが
実はもっと根は深い。
要は「盛った」のである。
本当は60点か、もっと低いだろうことは
自己採点をした時点で自分では分かっているのだ。
しかし
報告するときの自分を飾る。
数週間後には結果が返却され、本当の点数は明らかになるのに。
この「盛る」感覚に慣れてしまった子は
外見を取り繕うことに意識が向く。
つまり本当の自分の実力と向き合わず、
パッと見だけを良く見せようと考えるわけだ。
こういう子達は絶対に伸びない。
絶対に。