娘の入学式は明日だが
多くの高校や中学は今日が入学式、というところが多いだろう。
真新しい制服を着る我が子の姿に目を細めた保護者も多いことだろう。
しかーし
入学ということは、スタートラインに立ったということである。
運動会の徒競走。
ビデオやカメラを持って我が子のスタートをドキドキしながら待っていたあの時を思い出してみてほしい。
もう、何日も前から誰と一緒に走るのか
そして練習では何番だったのか。
あの子には勝てる
あの子には負ける
なんとなくの結果は分かっているものの
やはり本番は緊張したよね。
スタートで出遅れやしないか
転びはしないだろうか
最後まで力を抜かずに走りきれるか
ゴール手前で油断して失速しやしないか
あのスタート直前のあの数秒
それが今日の入学式だったのだ。
そこには感動も安堵もない。
「さあ、勝負だ!」
という湧き上がる闘志
子供の気持ちとシンクロするあの感じ。
あれだ。
中学入学なら
我が子はこれからこの学校で上位1%台に入って浦和や大宮に行けるのか
上位5〜10%以内に入って川高や川女に行けるのか
上位10%台前半で所北なのか、上位10%台後半で和国なのか
それが数週間後には「数字」として目の前に出てくるんだよ。
その全てのスタートの日。
高校入学なら
評定平均4.5を超えて早慶やMARCHの指定校推薦が取れるのかどうなのか
まずは明日から明後日に行われる課題テストで上位10%に入るのかどうか。
今日という日は、そういった「真剣勝負」のスタートの日なんだよ。
喜びよりも、覚悟を決める日。
それが入学式だ。